にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

2012-06-08から1日間の記事一覧

リミット・シェル・ブレイク-10【ヴァンガードオリジナル小説】

「――<サイレント・パニッシャー>。クリティカルトリガーだ! 効果は<ガルモール>に!」 【<大いなる銀狼 ガルモール>パワー31000→36000 クリティカル2→3】 銀狼の牙が、火竜を貫く。 幾重にも重ねられた盾を破り、竜の命を狩り取る。 「……さすがね。け…

リミット・シェル・ブレイク-9【ヴァンガードオリジナル小説】

「――――」 デッキの上から現れたカードは―― <エリクサー・ソムリエ>。ヒールトリガーだ。 カード名 エリクサー・ソムリエ グレード 0 スキル ブースト 種別 トリガーユニット トリガー 治+5000 クラン ゴールドパラディン 種族 エルフ シールド 10000 国家 …

リミット・シェル・ブレイク-8【ヴァンガードオリジナル小説】

「<魔竜導師 キンナラ>のカウンターブラスト。自身をソウルに置き、<美技の騎士 ガレス>を退却させるわ」 カード名 魔竜導師 キンナラ 読み マリュウドウシ キンナラ グレード 1 スキル ブースト 種別 ノーマルユニット トリガー - クラン かげろう 種族…

リミット・シェル・ブレイク-7【ヴァンガードオリジナル小説】

◆◆◆ それから一週間が過ぎた。白神高校が進学校だったため授業に関しては問題なくついていけるし、新しいクラスにも馴染んできた。一緒に行動する面子も大体固まってきた感じだし……別のクラスの娘だが、ちょっと可愛いなって思う女子もいた。 ……けど、ホムラ…

リミット・シェル・ブレイク-6【ヴァンガードオリジナル小説】

◆◆◆ ――俺は最後の最後まで、絶対に勝負を諦めたりしない! ふと、そんな台詞が頭に思い浮かんだ。アニメや漫画の台詞かと思ったが、違う。 まだ子供だった俺が、よく口にしてた言葉だ。 ファイトで相手に追いつめられると、毎回のように言っていた。けれど、…

リミット・シェル・ブレイク-5【ヴァンガードオリジナル小説】

カード名 ブレイジングフレア・ドラゴン グレード 3 スキル ツインドライブ!! 種別 ノーマルユニット トリガー - クラン かげろう 種族 フレイムドラゴン シールド - 国家 ドラゴン・エンパイア パワー 10000 クリティカル 1 効果テキスト 自【V/R】:あなた…

リミット・シェル・ブレイク-4【ヴァンガードオリジナル小説】

「……俺のターン、ドロー。<ドラゴンナイト ネハーレン>にライド」 俺がライドしたのは、スキルを持たない代わりに高いパワーを持つユニット、<ドラゴンナイト ネハーレン>。 カード名 ドラゴンナイト ネハーレン グレード 2 スキル インターセプト 種別 …

リミット・シェル・ブレイク-3【ヴァンガードオリジナル小説】

「準備はいいわね?」 「ああ」 左奥のテーブルの端席で向かい合った俺達は、互いのデッキをカット&シャッフルし、フィールドにセットする。ジャンケンは俺が勝ち、先攻を取る。 最初の手札はG1、G2、G3のユニットがそれぞれ1枚ずつあるバランスのい…

リミット・シェル・ブレイク-2【ヴァンガードオリジナル小説】

何となくそのまま自宅に帰る気分ではなくなってしまったので、遠回りをすることにした。小学生の頃の記憶が頼りなので迷わないか若干心配だったが、意外と覚えているものだ。 「ここは……」 気付けば、俺はある店の前で立ち止まっていた。 カードショップ、サ…

リミット・シェル・ブレイク-1【ヴァンガードオリジナル小説】

まるで少年漫画のワンシーンのようだったから、今でも鮮明に覚えている。 「離れてても、俺達ずっと友達だからな」 「……まったく。よくもそんなクサイ台詞を恥ずかしがることなく言えるね、リュウは」 「何だよそれ。ヴァンガードで繋がった絆は、ぜってぇ切…