にわかオタクの雑記帳

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にわかのシャニマスプレイ記 一歩進んで、雛菜が分からなくなる

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さよなら、透明だった僕たち――

 


透明感溢れるユニットって、どいつもこいつも分厚い磨りガラスみたいに不透明じゃないか……
2周目のP-SSRカードのコミュや、「天塵」「海に出るつもりじゃなかったし」と2つのイベント、感謝祭編を経てもなお、「ノクチルのことが分かったぞ!」とは言い難い今日この頃。
一癖ある、の一言では済ませられない幼馴染ユニットとどう向き合うべきか、ゲームの中のシャニPも悪戦苦闘しているようです。


そんな中で、ひときわ「分からない」のが、市川雛菜。
過去に2つほど記事を書いてからしばらく経って、何度もプロデュースを重ねましたが、コミュを読む度に「雛菜の言うことが深すぎる……」と頭を抱えています。

 

moonyuseiniwaka.hatenablog.com

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ノクチルの2周目P-SSRでは最後の実装(そして唯一の恒常)になった、【♡LOG】市川雛菜
あれこれ天井ないんじゃないかと訝しみながらも、どうしてもコミュが読みたかったのでガチャりました。以前からシャニマス君のガチャとは相性の良さを感じており、今回も50連くらいでお迎えできました。サンキュー!
早速WING編でプロデュースしてコミュを読んだので、ちょっくら感想をまとめたいと思います。


以下、ネタバレ注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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雛菜は、「空気を読まずに自己中を貫くわがまま娘」ではなく、「空気を敏感に感じ取って、そこから自分にとって最良の選択肢を選ぶ娘」だということは、これまでのコミュを読んで分かっていました。
どんな状況でも、周りに流されることなく、「自分のしあわせ」を選択する判断力は、ある種の冷徹ささえ感じさせて、恐怖を覚えたこともありました。
要は、「しあわせに対する嗅覚」が、恐ろしいくらいに鋭いんですよ。
そして、自分の感覚に対して絶対の信頼を置いていて、選ぶことに躊躇がない。間違っていたらどうしようとか、本当にこれで良いのかな、なんて迷いは、雛菜にとって無縁なわけです。逆にその辺に振り回されているのが小糸ちゃんですね。

 


【♡LOG】のコミュでは、その即断即決の姿勢が、シャニPの目に「適当に選んでるんじゃないか」と映り、雛菜と問答を繰り広げるシーンがあります。まあその誤解は、すぐに解けるわけなんですが……
その前のシーンでは、高速で流れているだろう生配信のコメントの中から、自分が答えたいもの、答えることで「しあわせ」が広がるものを、素早く取捨選択しています。
やりたいことと、やりたくないことの線引きが、雛菜の中には完成されていて、WING編のようにそのラインが上がったり下がったりすることはあるものの、大きくブレることはないのでしょう。アイドルになる以前から、「市川雛菜の価値観」は、ほぼ完成されていたわけです。

 


俺が一番疑問に思っているのは、この「しあわせに対する嗅覚」は、どこで磨かれたのかということ。
まだ高校一年生の少女にしては、達観し過ぎていると感じる雛菜。
周りの空気を読みつつ、自分の価値観を守ろうとする彼女の姿勢は、とても天性のものだけとは思えない。やはり、「今の市川雛菜」を形成するに当たる「何か」が、過去にあったのではないかと勘ぐってしまいます。283プロのアイドルの中でもトップクラスのメンタル強度も、強くならざるを得ない理由があったんじゃないか、と。
その何かに、透や円香、小糸が関わっているのか否か。彼女たちは、理由を知っているのか否か。
気心知れた幼馴染たちとプロデューサー以外には、どこか壁を感じさせるコミュニケーションを取っているところから見ても、雛菜を語る上で外すことのできない重要なことがあったのだと妄想が止まらないんですよ……

 


真実か幻想か。前者だとしたら、それはどういったものだったのか。
単に俺があらぬ方向に深掘りしているだけで、「何でもそれなりできる」雛菜の天才性がもたらした、一種の才能だけなのかもしれませんし、いつか雛菜の過去が明かされるコミュが実装されて、俺の求めた答えが提示される日が来るかもしれません。

 

 

 

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雛菜を知ろうと一歩進むごとに、画面の向こうに在る彼女の輪郭が歪んでいく。
ところどころはっきりと映る景色が、全体像を余計にぼやけさせる。
うーん、考えれば考えるほど、雛菜が分からなくなっていく。


……だから、今はまだ、市川雛菜を推すことができないのです。