にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

にわかのシャニマスプレイ記 ロウの翼は欲しくないから

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ぼくじまんのノクチルデッキ

 

シャニマスでどのユニット好き? と訊かれたら、アルストロメリアかノクチルかな……と答えます。まだまだシャニマス知識が浅いにわかの俺です。

 

ノクチルは、新規カードやイベントが実装される度に、「今度はどうやって胃に穴を開けてくるんだろう」とヒヤヒヤしながらも、でもその重さを確かめたくて、覚悟を決めながらシナリオを読むのが習慣になっています。

 

シャニマスの中では比較的最近追加されたユニットなので、まだ実装されているカードが少なく、幸運にも今のところノクチルのカードは全部所持していました。「ノクチルだうおおおお!」って全部のガシャを回したわけじゃなく、他のガシャとか無料10連回していたらいつの間にか揃っていたので、マジで運良きですね。物欲センサー
なので、先日更新になったガシャの新規PSSR、限定樋口を追うか追わざるか悩んでいたのですが……
まあ無償ジュエル溜まってるし、SSSRの霧子も欲しいし回してみるか! と自分に言い訳しながら回し始めたら、あっさり20連で出ちゃいました。他ゲーの運を吸ってるかな?

 

そんなわけで、せっかく引いたならとプロデュースしてみました。
ここからはネタバレを含みますので、これからプロデュースする予定の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いやこんなんずるくない? 絶対笑うでしょ。

 

うっかりミスとか天然ボケをかますことはあれど、基本は真面目で穏やかなシャニPの貴重な……いや貴重でもないか……? とにかく珍しいお茶目シーンから幕を開ける樋口コミュ。Pに対して辛辣な態度を取ることが多い樋口のコミュがこんなスタートとか予想外すぎるでしょ!もうシャニPますます好きになっちゃう! アニメ化の際は自己反映度外視の超絶イケメンでお願いします!


とまあ他キャラのコミュをあまり見られていない俺にとっては、シャニPの私生活が垣間見えてとてもよかったんですね。
前にも書きましたが、シャニマスに置いて、プロデューサーは自分の分身ではなく一個のキャラクター。
彼を自分の視点とするのではなく、第三者や神視点でシナリオを読むのが一番楽しめると俺は思います。
普段はアイドルにスポットが当たるのが常(コンセプトとして当然)なので、想像で補うしかなかったシャニPの見えなかった部分が明らかになっていくのは、なんか嬉しいんです。


担当アイドルや仕事にはいつも真摯に向き合い、時に自己犠牲を厭わないほど懸命に、愚直に進む。
円香に「ミスターオールドタイプ」と揶揄されるように、彼の価値観は古い部分もあれど、決してそれを押しつけることなく、アイドルの気持ちや意図をできる限り汲み取ろうと心を砕き、彼女たちが気持ちよく前に進めるように、道を正していく――
「出来過ぎなほどに出来た人間」、それが俺の目に映るシャニPです。

 

 

 

 

 

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たぶん、その評価は円香も同じで、絶対に表に出すことはなくとも、シャニPの人となりを認めているとは思います。Trueエンドで、商店街の人気者になっている彼を見て、裏表の無さを再認識したはずです。

 

だからこそ、彼女は彼に「恐怖」した。

 

円香は真面目で努力家であり、「向いていない」と自分でも思っているであろうアイドルの仕事にも、手を抜くことなく取り組みます。
その一方で、「自分は天才じゃない」と常に予防線を張っています。失敗したとき、挫折したとき、傷が浅くて済むように。
それはたぶん人付き合いに対しても同じで、裏切られて絶望することがないよう、深く踏み込まないようにしている節があります。いざというとき、「所詮人なんてこんなもんだ」と思えるように。
だから、悪意がにじみ出ないシャニPが怖い。人として理想的で、失敗も愛嬌に変えて、誰からも好かれるような、眩しすぎる彼が怖い。

 

……ノクチルと他ユニットメンバーとの会話が実装されましたが、内弁慶丸出しの小糸ちゃんに、ATフィールド全開の雛菜。
そんな他人とのコミュニケーションに難ありな2人も、プロデューサーには(ある程度)心を開いている。それだけ、シャニPは人を惹き付ける魅力に溢れているということです。

 

 

 

 

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透風に例えるなら。


自分は途中でジャングルジムを昇ることをやめたい。だって落ちたときが怖いから。
でも、シャニPが手を引いて、「もっと高く上れる」と励ましてくる。
それを否定したいのに、出来ない。彼の言葉は自分を信じてのものだし、彼の人間性は真っ白だから。
このままどんどん昇っていって。予防線を張ったくらいじゃ落ちた衝撃を誤魔化すことが出来ない高さまで昇ってしまったら――
そうなる前に、シャニPの「人の黒沁み」を見つけたい。「ぐちゃぐちゃに引き裂かれてしまえばいいのに」に込められた想いを、俺はそう解釈しました。スーツを着ていても「できた人間」じゃなくなれば、手を離す言い訳が出来るのに、と。
無自覚な眩しさに、瞳を焼かれる人間もいる。開幕のシャニP鼻歌がボディーブローのように効いてくるとは思いもしなかったですね……

 

 

 

 

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円香もそうですが、他のノクチルメンバーとシャニPの関係は、これからどうなっていくのか。
変わるのか、変わらないのか。歩み寄るのか、平行線なのか。
楽しみなのに蓋を開けたくない。そんな余韻に浸った限定樋口プロデュースでした。