にわかオタクの雑記帳

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にわかのシャニマスプレイ記 雛菜から学ぶ努力の在り方

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アイドルマスターシャイニーカラーズ、マイペースに続けております

 
まだWING編しか触れていませんが、ようやくTrueエンドを複数回達成できるようになり、プロデュースしたけど敗退で終わってしまった子の再プロデュース欲が上昇してきました。
とはいえ、未プロデュースキャラもまだ半分くらいいるので、どちらを優先するか悩み所といったところです。ユニット全員触れたのアルストロメリアだけだもんな……

 

期間限定で公開中のイベントコミュもほとんど読めていないのですが、内容が濃いので、読むときは「よし!」と気合い入れて臨む必要があるんですよ。そうなるとなかなか食指が伸びない自分の悪い面出ちゃってますね。のめり込めば一気に行けるんだけども……

 

 

 

 

 

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で、今回触れたいのが、新ユニットであるノクチルのメンバーの1人、市川雛菜ちゃんです。

 

甜花ちゃんとは別ベクトルで「顔が良いだけで生きてきた女」、笑顔で財布を忘れる浅倉透
プロデューサーに対して当たりが非常にキツく、容赦なく毒を吐く樋口円香

 

ノクチルだと上記2人の話題が目立ち、雛菜はどんなキャラなのかイマイチ掴めていなかったんですよね。(もうひとりのメンバーである小糸ちゃんは、某委員長の配信で一連のプロデュースを見たので把握済み)
透と円香はプロデュースしたし、次は雛菜行ってみるか~と軽い気持ちでスタートしました。

 

ここからはコミュのネタバレを含みますので、気になる方は回れ右をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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雛菜を一言で表わすなら、「お気楽マイペース娘」
自分が「しあわせ」と感じるように行動し、良くも悪くも周囲を気にしない。
悪い角度から見れば、協調性がなくワガママといった感じです。
「あは~~~☆」「やは~~~☆」が口癖で、その甘いボイスをずっと聞いていると、次第に脳がやられていきます。雛菜のボイスはいずれガンにも効くようになる。


幼なじみの透がアイドルになったのをきっかけに、雛菜も「一緒にやりたい」とオーディションを受けに来るわけですが、才能のおかげか、そこまで努力しなくても、順調に審査を通過していってしまいます。
アイドル業を「楽しくてしあわせ~~~」と評する雛菜に一抹の不安を覚えたプロデューサーは、「もっとやれるはず」と更なる努力を促すわけなんですが……

 

どこか「アイドルを舐めている」雛菜に対し、「楽しいことばかりじゃない」とプロデューサーがたしなめ、一度はすれ違いそうになるものの、コミュニケーションでお互いの考えに理解を深めることに成功。
雛菜は見事WING優勝を果たし、「辛いことや苦しいことをがんばれば、その先にもっと大きなしあわせがある」と、新しい景色を受け入れてくれる……というのがおおよそのあらすじです。

 

アイドルに限らず、プロの世界というのは才能だけでやっていけるほど甘くはない。
漫画「はじめの一歩」の鴨川会長のセリフですが、「努力が必ず報われるとは限らん! しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」
才能を持つ人間が努力を努力に重ねることで、ようやくトップに辿り着ける。
それには、困難や逆境に負けない精神力が必要になりますし、時には理不尽も乗り越えなければならないでしょう。
「努力は大事」。人が懸命に頑張る姿は美徳。古くから根付いてきた価値観のひとつです。
俺もその通りだと思いますし、目標に向かって努力する人を見て、嘲笑や罵倒を浴びせるような人間にはなりたくないと肝に銘じています。

 

 

 

 

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ただ、雛菜のこのセリフを見て、ハッてしたんですね。「努力する=辛いことや苦しいことを我慢する」は、絶対的に正しいことなのか? と。

 

ノクチルメンバーとのレッスンが終わり、ひとりで事務所に顔を出した雛菜。
そんな彼女に、プロデューサーは「居残り練習をしている他のメンバーを見て何も思わないか?」と問いかけます。
対し、雛菜は「決められた時間はきちんとレッスンしている」と返すわけなのですが、
日本人は協調性を重んじる余り、はみ出した人だったり、飛び出した人を叩く風潮があります。


皆が皆そうではない、と断った上で続けますが。


会社でみんなが残業をしている中、自分のノルマが終わったと帰宅しようとする人がいれば、咎められますよね。
他の人は頑張ってるのに、抜け駆けするのはどうなんだと、人としてのモラルに訴えてきますよね。
努力を怠る人間には、厳しい視線が向けられる。まさに自分のことなので書いていて胃が痛い……
現代社会を取り巻く環境のひとつとして、確実にそれはあると感じています。

 

でも、努力の仕方は人それぞれであって。

 

自分から見て「頑張りが足りない」と思ったとしても、その人にとっては限界いっぱいまで努力していて、それ以上頑張ったら精神が壊れてしまうのかもしれないし。
その人の能力に見合った成果を上げていれば、不必要な努力を重ねることはないと思うのです。
たくさんたくさん時間を掛けて、たくさんたくさん辛く苦しいことを我慢することが、「努力」じゃない。
楽しいを増やしながら頑張る方法だってきっとあるはずだし、辛苦に耐えられないなら逃げたっていい。
自分なりの頑張り方を見つけられるのが、最善なのだと思います。
出る杭は叩く空気が強まっている今だからこそ、大切にしたい考え方だと、じんわり来てしまいました。
まさか、雛菜のプロデュースでこんなに考えさせられる羽目になるとは……

 

 

 

 

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その後、プロデューサーは「楽しいは楽をすることじゃない」と諭します。
このアプローチの仕方がまた絶妙ですね……雛菜の考えを尊重しつつも、君ならもう少し先に行けると促してあげています。
「楽しく努力する」は理想型のひとつですが、それを逃げ道にサボっては本末転倒なわけです。
「努力しない」と「努力できない」には、非常に大きな壁が存在する。
そして、少しの頑張りで超えられる自らの限界を、楽をしたいがために諦めてしまうのは勿体ない。
単純に周りと足並みを揃えろと言うのではなく、雛菜のスタンスを守りながらアドバイスができる有能さ。
やっぱシャニマスのプロデューサーって自己投影不可能なイケメンやわ……

 

 

 

予想外の方向から流れ弾を食らった雛菜プロデュース。
ノクチルがメインになるイベントが、待ち遠しくなりました。