諸事情によりオフに行けなかったので、ついカッとなって新着占拠した。反省はしている 昨日の夜に引き続き、アホみたいに新着埋め尽くして申し訳ないです…… 以下、遊戯王 New stageのネタバレを含みます。気になる方はご注意を ここ最近の更新速度が異常だっ…

その炎は、少女の体を焼きつくす。 ――はずだった。 「な……！？」 竜美の顔が驚愕に染まる。 いつまで経っても届かない攻撃に、ティトはゆっくりと顔を上げた。 「――ワリィ。遅くなったみたいだな」 ティトの前に立つ「誰か」が、火球の激突を阻んでいる。 火…

「――ほら、アンタのターンよ。早くカードを引きなさい」 竜美の言葉によって、ティトはデュエルが終わっていなかったことに気付いた。 「…………」 無言のまま、カードをドローする。 引いたカードは＜貪欲な壺＞。墓地のモンスターカードを５枚デッキに戻し、…

「私のターン。ドロー！」 引いたカードを見た竜美の顔に、喜びが広がる。 獲物を捉えたかのように瞳が輝き、纏う熱気を膨張させる。 「いいわ――最高の展開じゃない！ 魔女のエースモンスターをぶっ潰して、私の方が上だと証明してあげる！」 吼えるように叫…

「＜氷結界の龍グングニール＞……話には聞いていたけど、実際にこの目で見られるときが来るとわね」 呟いた内容とは裏腹に、竜美の瞳は余裕を失っていない。 現在、ティトの手札は２枚。手札を捨てることで相手フィールド上のカードを破壊できる「タービュラ…

「私のターン！ ドロー！」 冷たい場の空気を切り裂くようにして、竜美がカードを引く。 「悪いけど、その程度のモンスターじゃ＜ジュラック＞の進撃は止められない！ 私は＜ジュラック・デイノ＞を召喚！」 小さな足から炎が迸り、橙の軌跡を描きながら蹴り…

「わたしのターン」 竜美のフィールドにはモンスターが３体。守りを固めるにも限界がある。 なら、攻勢に転じるしかない。 そんなティトの考えに応えるように、ドローしたカードは状況を打開するためのモンスターだった。 「＜ウォーターハザード＞を発動。…

「これは私たちの『肩慣らし』――よって、アンタに選択権はない。私が先攻をもらうわ」 「……別にいいよ」 理不尽な竜美の主張を、さらりと受け流すティト。 その反応が癇に障ったのか、竜美は舌打ちをしてからカードをドローする。 「私は＜ジュラック・ヴェ…

「心配すんな、ティト。お前は俺が守る」 彼の背中は頼もしくて、とても暖かかった。 彼の隣にいるのは、とても心地よかった。 彼とずっと一緒にいられると思っていた。 そのために、少女は戦う決意をしたのだ。 今、少女の隣に彼はいない。 これからも、ず…

遊戯王 New stageのネタバレを含みます！ 気になる方は回れ右を！ そういえば最近最終章突入！と言いつつ実はあと４～５回残っていたっていう終わる終わる詐欺を見なくなったよね そこまで引っ張る人気がないのかどうか…… 久しぶりの更新だというのに、デュ…