にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

けものフレンズ感想 ワクワクを思い出すんだ!【ネタバレ注意】

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(´;ω;`)ブワッ




放送終了から数ヶ月、未だ話題の尽きない空前のヒット作、けものフレンズ
旬を逃した気がしますが、ようやく最終回まで見終えました。
冬アニメが始まったときは録画すらせず、話題になり始めてからも無料配信の1話を見たきりで、
完全に乗り遅れ勢になっていました。
個人的に、乗り遅れてしまった作品に追いつくのってものすごい体力いるんですよね……
終盤の阿鼻叫喚からの大絶賛の嵐は各所で耳にしていましたが、2話以降は有料配信しかないし、
ここまで来たら再放送待ちでいいかな……なんて思っていたところで、
毎月無駄に料金を支払っていたdアニメストアの存在を思い出しまして。
時間が空いたこともあり、重い腰を上げての視聴に至りました。



ある程度ネタバレは目にしていたのに、11話~12話はもう泣きましたよね、ええ。
「よかった……本当によかった……」とただただ感動するしかありませんでした。
後追いでこれなんだから、リアルタイム視聴勢の感情の浮き沈みっぷりは凄まじかったんだろうなぁとw
そりゃ1話に戻って映る全てのものに「ありがとう」言いたくなるわ!










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けものフレンズがここまでヒットした要因は、各所で散々語られているでしょうし今更ですよね。


のけ者のいない明るく優しい世界観だったり。
個性的でかわいいフレンズたちだったり。
実際の動物の生態をうまく反映したフレンズの特徴だったり。
アプリ終了をこの上なく上手に活用したいくつもの謎だったり……


見終えたからこそ納得できる、色んな楽しさが凝縮されていた作品だったと思います。









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その中で個人的に注目したいのが、「1クールの冒険物」だったこと。



メインキャラはサーバルちゃん、かばんちゃん、そしてボスの3人。
3人が目的地を目指して色んなちほーを旅して、様々なフレンズたちと出会う……
そこで起きた問題をかばんちゃんが知恵を出して、みんなで協力して解決する。
水戸黄門のような時代劇の、ある種テンプレを想起させる話運びでした。
王道というべきか、特別劇的なシナリオがあったわけではありません。
(徐々に明かされていく設定の謎はありましたが)


ただ昨今のアニメ、特に1クール作品は、舞台が限定されているものが多いように感じます
これはきちんと統計を取ったわけではなく、あくまで俺個人の印象なのですが……
学園物なら、(基本は)学園内で話が始まって終わる。
ストーリーに関わるメインキャラはある程度多く、人気のあるキャラは何度も活躍の機会がある。
色々な舞台を旅して色々な人々と出会う冒険物は、ポケモンのような長寿番組でしか扱えなくなっている気がします。


もちろん、この傾向が悪いわけではありません。
無駄に世界観を広げては視聴者が混乱する原因にもなるし、話もまとまらなくなってしまいます。
今重視されるのは、キャラクターを掘り下げて人気を出すこと
乱暴な言い方をすれば、ゲストキャラを使い捨てしてしまう冒険物は、その傾向に不向きなのかもしれません。
だから、長いスパンで続けられる長寿アニメや、尺がある程度自由に設定できるゲームで多く扱われる題材になっています。


そう、けものフレンズを見ているのって、ゲームのRPGをプレイしている感覚が近いんですよ。
新しい場所に行く、新しい人に出会うワクワク感。高揚感。
ここではどんなお話が待っているんだろうという期待感。
OPが後半仕様に切り替わったとき、まさにそれを強く感じました。


個人的な例えになってしまい申し訳ないのですが……
以前、友達と話した「棺姫のチャイカ一期」を見ていた時の面白さ。
FF14の追加ディスクである、蒼天のイシュガルドのメインクエストを初めてプレイしたときの没入感。
子供の頃、悪い意味で目が肥える前、純粋な気持ちで夕方のアニメを楽しんでいた気持ち。
けものフレンズは、それらを思い出させてくれました。









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1クールという短い尺の中に詰め込まれた、出会いと別れの数々。
そして、それらを通じて成長したかばんちゃんと、サーバルちゃんやボスとの絆



全部を積み重ねたからこその、最終回の盛り上がり。
出会ったフレンズたちがかばんちゃんを助けるために駆けつけてくれたあのシーンで、
涙が抑えられなくなるほどの感動を生んだのだと思います。
アライさんたちに後追いさせて、一話前のフレンズたちにも出番与える構成はすごい上手いと唸りました。
ひ弱だったかばんちゃんが木登りして大ジャンプしたり、火が苦手なサーバルちゃんが燃やした紙飛行機飛ばす対比とか、するっと二期が出来そうなあの終わり方もな……
12話でこれだけ満ち足りた気分になれる作品も、なかなか無いように思えました。












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半年以上を残して、早くも2017年を代表する作品になったと言っても過言ではないけものフレンズ
優しさに飢えている方、冒険するワクワクを失ってしまった方は、
是非一度視聴してみてはいかがでしょうか。








唯一残念だったのは、「このキャラ大好き!」って推しメンが見つけられた無かったことですかねぇ。
強いて言うならトキとアルパカさんが好きです。
アルパカさんの喋り方は癖になるね! (ちょっとけいおんの唯に似てるしな!