２０１６年夏アニメを見終わって【その２】

FF14が新パッチ来て忙しいのにもう新アニメ始まるの！？



ジョジョ四部は3クールらしいので、継続して楽しんでいきますｂ
ソシャゲとネトゲに時間を縛られた生活を続けてもう結構経ちますが、
全部やってなかったらテイルズとかペルソナとかうたわれ買ってたんだろうなぁ……



それはともかく、夏アニメ1クール作品感想の続きです。
前回はこちら→２０１６年夏アニメを見終わって【その１】


以下、ネタバレ＆不快な表現に注意です！

食戟のソーマ　弐の皿

ソーマの中でもトップクラスに面白かった選抜決勝と、スタジエール編を描いた二期。
決勝だけで１クール使うと思っていたので、スタジエールまでやったのは予想外ですが、
最終回を見てここで終わるのが確かに区切りがいいな、と一人で頷いてました。
実力伯仲の若人たちが、互いの腕を存分に振るい競い合うのは、まさに少年漫画の王道。
一気にガーッとやってしまった雑さはあったものの、熱さは伝わってきました。
美作登場からの流れは本誌で読んだとき意表を突かれたし、興奮したなぁ。
本編はこれ以降対十傑、対薊政権に話が移っていき、
キリのいい落とし所がないため、三期は難しいかもですね。
最近の展開が面白くないわけじゃないんですが、選抜決勝の頃のような熱さに乏しいため、
ちょっとげんなりしているところはあるかも。

Rewrite

原作ゲームをプレイ済みなので展開についていけないことはなかったのですが、
もう少しやりようがあったんじゃないかと思う点が多々……
そもそも、原作ゲームからしてルートを整理してもアニメにしづらいタイプの作品ですし、
せっかくアニメオリジナルルートを選択したなら、原作の要素をつまみ食いするのではなく、
完全新規ストーリーを見たかったなぁと。
アニメオリジナルルートの発表、二期でMoon/Terra編をやることの発表など、
サプライズで視聴者を驚かせるための告知が、裏目に出ていたように見えました。
原作のほうの感想でも書きましたが、世界崩壊エンドがあんまり受け入れられなかった身としては、
二期に繋げるためとはいえ完全なBADエンドで終わってしまったアニメ一期は、
もっと別の切り口を見たかったなぁと思わずにいられませんでした。

個人的に、リライトの完結ルートであるTerra編は、
同じKey作品のクラナドやリトバスと比べてしまうと、完結編としての評価は微妙な部類です。
お話としては、ちはやルート辺りが少年漫画的に綺麗にまとまっていますし。
足掻いて足掻いて足掻いてようやく小さな希望を手に入れる話なので、人を選ぶとも思います。
というかリライトの最大の魅力はコタさんの一人ツッコミや日常シーンだと思うので、
下手に二期をやらずに、アニメオリジナルで上手いこと完結させてくれたほうがよかった気がしました。
設定的に難しいとはいえ、篝ちゃんとてもかわいかったので、ラブラブハッピーエンドでもよかったんじゃよ？

とまあ不満はありますが、二期も視聴継続したいと思ってます。
だってMoon編やるならサイキックラバーのOP見れるんでしょ？　期待！


ちなみにゲームのほうの感想は、大分古い記事ですがこちらにどうぞ。

クオリディア・コード

作画！　作画班がんばってー！


……と、毎週同じことを言っていた気がします。
いい意味でも悪い意味でもラノベらしいキャラクターに、作品の根幹に関わる謎に徐々に迫っていく展開。
ストーリー、キャラ共にオリジナルアニメとしては高水準だっただけに、最後まで足を引っ張った作画が残念でしたなぁ。
会話中心の日常系やミステリー系ならともかく、バトル物であれはちょっと擁護できないレベル。
人気ラノベ作家三人がそれぞれ主役となるキャラを担当し、クロスオーバーっぽい面白さを出しつつ、
OPEDを細かく変えていくなど、試みとしては面白かったのですが、
作画を筆頭に詰め切れていない粗が目立った部分もありました。

最大の仕掛けである「見ている世界の逆転」は早い段階……というか一話見たときにすでに気付いてたんですが謎の開示の仕方が上手く、ぐんぐん引き込まれていきました。
最後の解決役を担った千葉組がオイシイ部分持っていき過ぎで、東京組がそのアオリを食らい過ぎだった印象。
能ある鷹は爪を隠すタイプの千葉兄はキャラ的にとても好きなんで活躍してくれてうれしかったんですが、
ちょっと東京勢が損しすぎかなぁと。カナリアは最後までヒロインしてましたが。

キャラ的にも設定的にも横への広がりがしやすく、見てみたい作品でもあるのですが、
前日談にしちゃうとアンノウンからの洗脳を受けた状態で茶番劇っぽさが否めないし、
後日談にするとそもそも分かっていないことが多過ぎるし、次の敵は何だって話になるし、
非常に難しいところですな……
さすがに二期はなさそうですが、あるとしたらもっと作画(ry

テイルズオブゼスティリア ザ クロス

ゲームは未プレイですが、阿鼻叫喚とも言うべき悪評と、そうなった大まかな経緯は知ってました。
テイルズシリーズは元々当たり外れの振れ幅が大き過ぎるのが難点で、
絶賛の嵐だった次の作品がとんでもない地雷だったりするのが辛いですよな……
まあ俺はグレイセス（fではない）のプレイを最後に、シリーズからは離れていたんですが。
エクシリア2の評判がすこぶるよかったのでちょっと惹かれたものの、
前作である1をやらないといけない＋1の評価があまりよくないのでスルーしちゃった口です。


それは置いておいて。
ゲーム発売から期間が空いていることもあり、アニメのシナリオはゲームの悪評を何とか覆そうと、
原因ともなったアリーシャ関連を中心に、大分神経を払っているのが未プレイでも分かりました。
メインキャラとしての立ち位置を確立させつつ、最後は自然な形でスレイと別れる。
ある意味被害者とも言うべきロゼの扱い共々、十分すぎる救済が為されていたと思います。
というか、なんであれがゲームで出来なかったのかと小一時間。
戦闘シーンを含めた作画全般は、さすがufoというべき納得のクオリティ。
来年に控える二期を、安心して待てるレベルでした。
最大の懸念は、二クール目でちゃんとまとまるかどうかだな……


余談ですが、ゲーム最新作ベルセリアはとても面白そうなので、ちょっと気になってます。

アクディヴレイド―機動強襲室第八係― 2nd

一期のときに「積み重ねてこその面白さ」と感想を書いた気がするんですが、
二期はまさにそれを見せてくれたかな、と。
劇的な展開やあっと驚くトリックがあった……とは思えないのですが、
視聴者側も「第八」に馴染んだおかげで、事件解決のために時には緩く、時には熱く奔走する警察官たちの姿にじんわりと胸を熱くさせられました。
一期一話でダダ滑りだった「職場の空気感」が、二期に入ってからしっくりきていた感じ。
まあバディ物における相棒ポジションだった瀬名さんが警察辞めてて民間の清掃会社の社長になっていたり、
ヒロインポジションだった花咲里さんが大阪に配属されていたりと、
「あれ俺１クール見逃した！？」と思ってしまった唐突さには驚かされましたが。
現代社会の暗い部分を暗喩した事件ネタはともかくとして、
キャラの活躍配分として、もうちょい新人組にも出番をあげてよかったんじゃないかなぁと思いました。
てか瀬名さんは便利に使われ過ぎだろうと……ｗ
人気があれば現代のパトレイバー枠を狙えなくもない作品だと思うので、
ここからさらに展開していってくれるとうれしいですな。
ウィルウェアの着ぐるみというかガワ作ったみたいだし、次は実写化ですね！！

ダンガンロンパ３

未来編、絶望編、希望編に分かれていましたが、全部通して見てこそって内容だったので感想もまとめて。
ちなみに俺は１のアニメを視聴しただけで、ゲームは全部未プレイです（２は大まかなネタバレ見た）。

１の主人公が希望を背負い、２の主人公が絶望を背負う。
希望があってこその絶望であり、絶望があってこその希望。
話の落とし所としては、ここしかないってところに着地したんじゃないでしょうか。
こないだから「終わりよければ全てよし」って言葉をやたら引用しますが、
いくら締め方がよくてもそこに至るまでの過程がないがしろすぎると、さすがにカバーできないというか……
ゲームのほうは「殺人事件の犯人を推理する」という前提があったので、
主人公を活躍させやすかったし、他のキャラにも描写を割けたと思うんですよ。
しかし、アニメだと限られた尺の中で進めなければいけないから、どうしても犠牲になる部分が出てきて。
その結果、３の新キャラが全部既存キャラの引き立て役にしか見えなくなってしまったんですよね。

絶望編はそれぞれのキャラを闇堕ちなんてさせてる暇がないからまとめて洗脳。
その他も大分すっ飛ばしてダイジェスト気味に（痛々しい描写だけ妙にがんばってた）。
未来編は既存キャラ含め無能勢ぞろいで、無駄死にしている感が半端ない……
こっちもオチは洗脳で御手洗君の洗脳最強すぎてもう。黒幕の目的もそんなんでいいのかよと……
両編通じてホモをばらされたくないがために足を引っ張り続けたボクサーの印象だけは強かったです。
種明かしが見たくて最後まで見ましたが、そもそもダンガンロンパのノリ自体が自分に合わなかったんじゃないかと思いました。





以上！　夏アニメの感想でした！
あとは春アニメ２クールものの感想と、書けたらアマゾンズの単独記事ですね！（まだ最終回見てない）