ジェムナイトは砕けない 後書き
フラゲ考察とか、デュエルレポとか、ゼクスのデッキ組みましたよーとか、記事にすることは色々ありますが、
まずは先日完結した遊戯王New stage 番外編 ジェムナイトは砕けないの後書き記事をば。
当然のことながら、ネタバレを大量に含むので、未読の方と興味のない方は回れ右をお願いします。
長かった……
最後まで呼んでくれた皆様に、ありがとうと一緒にお疲れ様を言いたいです。
遊戯王New stageの中では最長。完全な長編になってしまいました。ラノベの単行本１冊くらいの分量はあるんじゃないかな？ 書き始めたころは短編にするつもりだったんですがね！
途中の休止期間がなければもうちょっと早く完結できた気もするけど、結構後半でだれてしまったので、結果は変わらなかったかもしれないな……
今回は、ジェムナイト使いの神楽屋輝彦を主人公に据えてみましたが、いかがだったでしょうか？
神楽屋が主役の話を書こうと思ったとき、ＮＳ２でミハエルに説教をかましている神楽屋に若干ながら違和感を覚えたので、過去のトラウマから立ち直る話にしようと思って書き始めました。
まあその他のキャラの日常シーンを盛り込んだら、かなり長くなってしまったんですが……
個人的にジェムナイトはＨＥＲＯに並ぶくらい主人公然としていてカッコいいし、神楽屋も「大人になりきれない子供」「かつて主人公だった青年」と主役に据えるだけの要素が盛り込まれていたので、書いてて楽しかったです。
登場させた当初はこんなメインキャラに昇格するとは思ってなかったなぁ……
お気づきの方は多いと思いますが、神楽屋周辺のキャラの名前は、みんな東方からパクってまして、
矢心詠凛→えーりん
稲葉麗千→うどんげ
稲葉ミカド（帝）→てゐ
白下ほたる→リグルはほたるの妖怪……だったよね？
三隅→みすちー
ケイ→けーね先生
神楽屋輝彦→てるよ
唯一今回の敵キャラだった豹里兵吾は違うのですが、こいつは「裏表」のあるキャラ、というイメージを優先させました。あんまりその辺を描写できなかったんですがね。
今後増えることがあるとすれば……どうすっかな。
デュエルのほうですが、三隅戦は置いておくとして（ルビーズの効果ミスってたけど）、メインとなった豹里戦ではかなり心残りな部分がありましたねー
豹里戦は、ライディング・デュエルを行う予定だったんですが、スピードスペルを考えるのが面倒だったり、バイクの描写に自信が持てなかったこともあり断念。アルカナさんのようには書けねえっすよ。
「ダイヤを活躍させる！」ということは最初から確定していたんですが、豹里のデッキがなかなか決まらず、
最初は堕天使と天使を合わせて、開闢とか使わせようと思ってたんですが、最終的にはインフレできるエンシェント・ホーリー・ワイバーンに落ち着きました。
本来なら天空の聖域使わせればもっと強いんですが、それだと神楽屋が積みかけるので……
ラストも、完全なご都合主義オリカが２枚も登場してしまい、デュエルの楽しさをかなり削いだんじゃないかとガタガタ震えております（涙
特に結晶転写のほうは、受け継がれる力で大丈夫かと思ったらダメで、エンシェント・ホーリーワイバーンの蘇生効果のことをすっかり忘れてて「これじゃこのターンに決着つけられないじゃん！」と泣く泣く貫通効果をつけたり、本当にその場だけのご都合主義カードになってしまった……つくづく自分の知識の浅さを呪います。
それでも、パーズの攻撃名だけは結構気に入っていたり。
俺は自分の考えた口上とか技名をすぐ忘れちゃうんですが、不思議とジェムナイトの技名は覚えているものが多く、パーズの「ライオ・ザッパー」も覚えやすくて適度にカッコいいかなーと自画自賛してみる。
自画自賛ついでに、ちょっとした俺設定語りをさせてもらいましょうかね。
嫌いな方はここでリターンをお願いします。
今回の話で過去に対するトラウマを払拭……とまではいかないものの、かなり立ち直った神楽屋ですが、
彼はそう遠くない未来に、誰かを助けるために命を落とすのかなーと考えています。
New stage終了後は、人助けはしつつも、まだ心の中でブレーキをかけていた。
だから、自分の力が及ばない状況に直面した時、踏みとどまることができていたと思うんです。
ですが、今回の話でそのブレーキが外れてしまった。
若かりし頃のように暴走はしないでしょうが、見知らぬ誰かを助けるために相当な無茶をして、行方不明or死亡する未来が目に見えてるんですよね。
神楽屋のことですから、最後までカッコつけてそうですが！ そして多くの女性を泣かせる気がする。
なーんて妄想をしてたりします。もちろんこれは正史ではなく俺の想像なので、もし実際に書くことになったら別の未来を歩んで陽気なジジイになってる可能性は十分ありますけどね！
最近はキャラクターの背景を掘り下げるために、そのキャラの未来の姿なんてものを考えることがあります。
さて、ここまで目を通して下さった皆様、ありがとうございました！
次回作の予定は未定ですが、また何か書けたらいいなと思っております。
