にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

2010-10-20から1日間の記事一覧

今度こそ――

おしまいです! いやー調子乗って番外編書き始めたはいいものの、間が空いてしまってモチベーションを維持するのがすごい大変だった なんか今日は筆が乗ったので、勢いのまま書いちゃおうと、番外編完結まで進めました 矛盾だらけだったり文章がおかしな部分…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ エピローグ

あれから、どれくらいの時間が経っただろうか。 レビンの意志を継ぎ、サテライト各地を回ることにした少女には、旅を始める前に立ち寄るべき場所があった。 自分が「本当の友永切」と、高良火乃を殺めた場所。 記憶を取り戻した少女の脳裏には、今もその光景…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ―12

虫の鳴き声ひとつしない、静かな夜だった。 気分転換にアジトから出た切は、伸びをして夜空を見上げる。 2週間前の工場での一件で城蘭が壊滅して以来、レボリューションに目立った敵はいなくなった。 高良と切は情報交換をしつつ、レボリューション――いや、…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ―11

「……何だ、お前は」 突然の侵入者に対し、城里が冷ややかな視線を見せる。 「お前は……このあいだの……!」 高良の存在に気付いた猿水が、彼の進路を塞ぐように立ちふさがった。 「これからお楽しみの時間だってのに――空気の読めねえ奴だ!」 続けて、猿水の近…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ―10

ポタリ、と雫が落ちる音が聞こえ、切は目を覚ました。 「ここは……」 両目を開くと同時、すぐに違和感に気付く。 切の両手は上に持ち上げられた状態で、鉄柱に鎖で繋がれていて、自由に動かすことはできない。繋がれているのは両手だけだが、嗅がされた薬品の…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ―9

「…………」 高良はしばらく黙っていたが、やがて沈黙に耐えきれなくなったように、 「私怨だ。治安維持局は関係ない」 重い口を開いた。 切はクッキングヒーターの電源を切る。あとは5分ほど蒸らせば完成だ。 「……私怨の意味がすごい気になるけど、ここは黙っ…

遊戯王 New stage 番外編 ラスト・ドライブ―8

5日後。 見慣れてしまった廃墟の中にある、無人の雑居ビル。 似たようなビルがいくつも並んでいたが、手元のメモを見ながらその内の1つに足を踏み入れた。 窓から差し込む日の光が、内部の様子を明らかにする。 床に積もった埃を巻き上げながら、入口のす…