にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

2016年春アニメを見終わって【その2】

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ぼくらの撲殺悪魔が帰ってきた!



相変わらずバルバトスをカッコよく見せる演出がずば抜けている……!
鉄血のオルフェンズ二期、また楽しませてもらえそうです。
単独記事で感想書くって言ったのにスルーしてしまったので、二期終わってからまとめて書こう(゜_゜)



まだ新アニメ消化できていない今日この頃ですが、春アニメ2クール作品の感想です。
奇しくも同じロボットアニメ。
しかして、明暗がくっきり分かれた二作品になりました。



以下、ネタバレ&不快な表現に注意です。














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マクロスΔ



5人のパイロットに、5人のアイドル。
Δ発表当初、この設定を聞いた俺は「イケメン5人に美少女5人、5組のカップルか……」なんて妄想したのですが蓋を開けてみたら、恋愛方面はこれまでと同じ主人公とヒロイン2人の三角関係。
シリーズの伝統を大事にしているのは分かるのですが、マクロス新時代の幕開けとも言うべきFと比べると派手さに欠け、ストーリーはそれぞれのエピソードの薄く引き延ばしたような間延び感が纏わりついて、
敵キャラたちの描写も中途半端、おまけにバルキリーの戦闘シーンが後半になるにつれて減るという、
2クールあったんだからもうちょい何とかならなかったのか……と頭を抱えずにはいられません。
最終回が、そこまでの過程はともかく、きっちり盛り上がってくれたのが唯一の救いですかねぇ。


酷評してますが、個々の要素は悪くなかったと思うんですよ。
フレイヤも恋する乙女としてちゃんとヒロインしてたし。
ただ、ハヤテの主人公としての活躍が乏しかったのと、対抗馬であるミラージュに勝ち目が無さすぎたのが……
ミラージュがハヤテに告白して、フレイヤに発破をかける流れはいいんだけどなぁ。
星の歌い手として囚われてしまった美雲救出も、もっとワルキューレ間で絆を深める展開があれば……
敵が異星人や未知の生命体だった過去シリーズは味方側の描写に尺を割けていたので、
興味のまるで沸かないウィンダミアの内情を描くくらいなら、他のことにスポット当ててほしかったですわ。


あとは、とにかく戦闘シーンのボリューム不足。
一番活躍したのが敵側である白騎士ってのはどうなのかと……
メッサーいなくなってから味方はボコボコにされてばっかりやったで……あれじゃプラモも売れない。
バルキリー隊に新キャラ加えたほうがよかったんじゃないかと。
才能はあるがヒヨっ子主人公はアルト、ハヤテでお腹いっぱいなので、
次は輝みたいに元々軍属か、イサムのような実力者を主人公に置いてほしいと思いました。
後述するクロムクロが地味ながらもしっかり日常シーンを描写してくれていたので、
マクロスΔが余計に物足りなく感じてしまったのかもしれません。
放置してた伏線回収するための二期やるくらいなら、新シリーズに切り替えた方がいい気がする……









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クロムクロ




どちらかというと現代を舞台にした作品の印象が強い、PAワークスが手掛けた初のロボットアニメ。
しかもオリジナルと来たもので、数が減っていくロボアニメに手を出すとは思いきったことをしたものだなぁと。
肝心のロボデザインがイマイチ+CGだったため完全にノーマークだったんですが、
いざ見てみたら、大化けも大化けしましたね。最後までとても面白かった!
ロボアニメにしては戦闘は少なめで日常描写が多め、展開もゆっくりでしたが、
現代に蘇った熱き魂を持つ侍と、ごく普通の女子高生のボーイミーツガールを丹念に描いてくれたと思います。
自分が置かれた状況に馴染めず、最初は周りに当たり散らすことが多かった剣之介。
急に命のやり取りをする世界に巻き込まれ、その重さに耐えることができなかった由希奈。
描き方によっては視聴者に不快感を与えかねない部分を、ギリギリのラインで回避し、
等身大の少年(?)少女を魅せてくれたと思います。
何気ない日常と、幾度ものすれ違い、数々の戦いを経て、想いを寄せあっていく剣之介と由希奈は、
素直に応援したくなるベストカップルでした。
だからこそ、あのエンディングが後を引くというか。
個人的には二期ではなく、劇場版で続きが見たい……!


主人公二人だけではなく、脇を固める面々も魅力的でした。
由希奈のお母さんのトボけっぷりとか娘の溺愛っぷりがよかったなぁ。
ちょっと数多すぎて、存在意義を疑うほどではないにしろ、「尺割く意味あったか?」と首をかしげるキャラもいましたが。男三人組はもうちょい何とかならなかったのかなー
もう少し由希奈の家族にフォーカスを当ててもよかった気がします。
ヒロイン枠っぽかったソフィーは、途中でゼルさんが持ってきた飛行ユニットに乗り換えて、
クロムクロ三人乗りになると思ってたよ……
ヒロイン枠は、完全にムエッタに持ってかれちゃいましたな。
敵であるエフィドルグも、そのムエッタ以外掘り下げなくさくっと倒されてしまったのが勿体なかったかな?
それでも、主人公たちを取り巻く環境の描写は、ロボアニメとは思えないほど充実していました。


CGで描かれるロボットの戦闘シーンは、マジェプリやシドニアなどの先駆者がいましたが、
これまでとは一線を画す魅力がありました。
パッと見るとロボットはイロモノだし動きは鈍いし爽快感がまるで感じられないんですが、
クロムクロの戦闘の真髄は、殺陣の緊迫感
理由は割愛しますが、一撃が致命傷になるだけに、剣戟の重さが他作品とは違う。
3話でそれを見せつけられ、一気に引き込まれました。
尺は短いながらも、濃密な戦闘シーンを見せてもらえて、速攻で手の平返しました。
もう少し戦闘多めでもよかったんですが、展開上しょうがないのかなぁ。


消化不良で終わってしまった要素も多いし、せっかくエンディングで時間が飛んだので、
やはり何らかの形で続き見たいですな!







以上、春アニメの感想その2でした!
あとは3クール予定のジョジョ四部。ラストバトルの映像化が楽しみで仕方ないです!