にわかオタクの雑記帳

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欲望の終着駅【仮面ライダーオーズ最終回感想】

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「アンク……行くよ!」



仮面ライダーオーズが一年間の放送期間を終え、幕を閉じました。
前日……というか当日焼肉→カラオケのコンボを決めて午前3時ごろ就寝したのだけれど、EXVSオフに行く前に絶対に最終回をリアルタイムで見ようと、がんばって早起きしました。
早起きは正解だったと胸を張って言えるくらい、最高の最終回だったと思います。


以下、ネタバレ注意!








大好きだったWが終わってしまい、そのままの流れで見始めたオーズだったけど、正直Wを超えることはできないだろうなぁ、と思ってた。「タカ!トラ!バッタ!」から始まる奇抜な変身ソングばっかり話題になってたし。
まあ1話がそれなりに面白かったので、結局最後まで見てしまったのですが――


ごめん。最終回付近の展開はオーズの方が上だと思う。


Wはストーリー、キャラクター、舞台と全体的に完成度の高い作りになっていた。
それに比べると、オーズは中盤が若干中だるみしたと思うし、活躍しきれなかったコンボもある(ガタキリバとかシャウタとか)。
でも、キャラクターの個性は際立っていた。特に、主人公である映司と、仕方なくその相棒となったメダルの怪人、アンクの持ちつ持たれつの関係は、非常に素晴らしかったと思う。
Wも相棒との絆を描いた作品だったけど、それとは違った良さがあった。
自分よりも他人を優先し、なかなか自分の欲望を現さなかった映司。彼の欲望は、どんな状況でも誰かを助けられる強大な「力」
対し、メダルの怪人として生まれ、常に渇いた世界しか見えず、最後には消えるしかなかったアンクが望んだのは、「命」
これら2つの欲望は、2人が出会った第1話ですでに満たされていたという事実がまた憎い。


震災の影響で1話削られてしまい、やや詰めこんだ感じのあった最終回だったけど、
その分密度が濃くて30分があっという間だった。
最後をタジャドルで締めてくれたのはすげえ燃えたね! 初の7枚ギガスキャンをここで持ってくるとは……
個人的にプトティラよりもタジャドルの方が好きなんで、最高の展開だったね。
やっぱアンクのメダルを使うタジャドルコンボは、他のコンボよりも特別なものがあると思う。
アンクのコアを使って変身したわけだけど、「タカ!クジャク!コンドル!」がアンクの声だった他にも、タカメダルのエフェクトが虹色に光っているのを発見した時はジーンときてしまった。
ネタ方面でもウヴァさんが最後まで活躍してくれたしねwww





オーズは、キャラクターの変化・成長がしっかり描かれた作品だったと思う。

一人で何でも抱え込もうとした映司は、人と手をつなぐことで自分の手を伸ばせることを知り、
メダルの怪人に過ぎなかったアンクは、自らの生に満足して、死を迎えることができた。

他にも、ヒロインである比奈ちゃんや、たゆまぬ努力によって仮面ライダーになることができた後藤さん。
そして、ラスボスであるドクター真木。常に肩に乗せた人形の方を見て会話をしていたドクターが、最終回ではしっかりと会長の顔を見て話している。これも、過去と決別したからこそできたことなんだろうなぁ。
初めてドクターが出てきたときには、まさかラスボスになるとは思わなかった……
後藤さんも、映司に嫉妬してオーズに誤射していたとは思えないほど頼れる男になったなぁ。
振り返ってみると、色々感慨深い。



一年間楽しませてもらったオーズには、心から賛辞を送りたいと思います。
本当にありがとうございました&お疲れさまでした!








……冬にはオーズ&フォーゼのMOVIE大戦が控えてるわけだけど、コアメダル失った状態でどうするんだろ?
アンクもいないし。
パラレルワールドにするのかそれとも何らかの理由でコアメダルが復活するのか……
とりあえず、マツケン&オーズをさっさと見に行かないとな。