にわかオタクの雑記帳

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フルメタルパニック!アナザー 軽く感想

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フルメタアナザー読み終わったー!!



(読み終わったのは木曜なんですがね。



あの名作フルメタル・パニック!の続編として発売された本作品。
本編の作者である賀東先生が監修に回り、新人さんが書いたということで若干不安があったのですが、


全くの杞憂でしたね、ええ。


フルメタ本編と変わらないクオリティ……とまではいかないものの、フルメタの面白さを損なうことなく丁寧に作られておりました。文章も新人とは思えないほど読みやすく、作品世界にグイグイ引き込まれちゃいました。

せっかくなので、軽く感想でも書いてみようかと。
以下ネタバレ注意です!






フルメタでの最終決戦から十数年後の世界が舞台のアナザー。
熟練の傭兵であり桁外れの常識知らずだった前作主人公、相良宗介とは打って変わって、新主人公の市之瀬達哉は、パワースレイブ(民間用ASのようなもの)の操縦が得意なごく普通の高校生。
一方、ヒロインのアデリーナは、まさに女版宗介ともいうべき無愛想なASオタクの傭兵。
1巻では、ひょんなことから負傷したリーナの代わりにASを操縦した達哉が、本編にも登場したメリッサ・マオが経営する民間軍事会社D.O.M.Sへの入社試験へ臨むことになる。
他にも、クルツとマオの娘であり、凄腕スナイパーの少女クララや、兄想いの達哉の妹、由加里など、個性豊かなキャラがたくさん登場。
PMCの社長となったマオや、陣代高校の教師となったオノDなど、成長した本編のキャラクターも顔見せしており、フルメタファンが喜ぶ要素がてんこ盛りだ。



読んでみて思ったのは、作品の雰囲気が随分現代よりになったなぁ、と。
フルメタ第1巻とも言える戦うボーイ・ミーツ・ガールが発売されたのが1998年9月。
もちろん今読んでも色褪せない名作であることは間違いないけど、キャラクターの特徴なんかは今の流行りと随分外れていると思う。そう考えると、アナザーのキャラクターたちは今の若者に受け入れられやすい味付けがされてると感じました。
ヒロインのリーナなんかは、世間知らずなのをいいことに毎回コスプレさせられており、非常に眼福であります。
ロリっ娘と妹の百合百合シーンもあるよ!




フルメタのメイン要素ともいえるロボット、ASも時の流れと共に随分変化したようで。
ASの解説ページも用意されているので、その道のファンにも安心。
本編中では現存のAS性能を遥かに凌いでいたミスリルの主力AS「M9ガーンズバック」が、正式にアメリカ軍に配備されていたり(残念仕様になってるけど)、時代の流れを感じますなぁ。
……ラムダドライバって、アナザー世界でも運用されてるんだろうか?

ちなみに、表紙に出ているいかにも主役機っぽいASは今回ほとんど出てきません。
ってか、名前も決まってないってどういうこったい! 読者募集で決めるってのはいいアイデアだと思うけどさ!
ちょっと考えてみたけど、マスラオとかスサノオとか某ライセンス持ちの機体名しか出てこなかったので、センス皆無だと諦めました。





売れ行きも好調なようで、すでに完売してしまった店舗が続出だとか。
1巻はまさにプロローグ。新たなるフルメタの幕開けにふさわしい内容だった。
どうやら2巻は冬に刊行らしい。今から待ちきれないぜええええええええ!