にわかオタクの雑記帳

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にわかのアークナイツプレイ記 第七章 苦難揺籃 感想

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アークナイツ1周年おめでとうございます!

 

配信開始日にリセマラしてそのあと放置してしまった身としては、まさかここまで熱中することになるとは思ってもいませんでした(失礼)。
当初からゲームシステムはよく練られていると感じていましたが、俺をアークナイツに引き込んでくれたのはやっぱりシナリオ面です。ここを重視する人間なので。
五章ラストから六章を間をおかずに一気にプレイできたのは後追いの強みが出ましたし、イベントではウルサスの子供たちのシナリオが今でも心に焼き付いています。


なので、七章のハードルが自分の中でどんどん上がってしまったわけなんですが。

 

 

シナリオの感想に行く前に、みんなが待ちわびていただろうW&ウィーディ&エリジウムガチャ。その結果をちょっくらご報告させていただくと、

 

 

 

 

119連(無料分+貯めてた分+記念パック2つ購入)でWが2人、単発でウィーディー来たところで撤退しました。エリジウムは3凸かな? 幸運なことにすり抜けはありませんでした!
性能的にはどちらも使いこなせる気がしないので、単純に見た目の好みでウィーディー引けたら終わりかなと事前に決めていたのですが、そういうときに限ってWの方が先に来るんだよな~って予想してたら案の定でしたよ。どっちか一方だけ引けなくて泥沼に嵌まることは回避できたので良しとします。

 

 

 

 

星6指名権は唯一いなかったアンジェリーナを選んで、早速コーデ着てもらいました。
ガチャがスムーズに終われば他キャラのコーデも欲しかったんですけどね……うん……ラップランドだけ買ったよ……
でも、今回のコーデで一番好きなのがビーグルなので、無料配布に感謝したいですまる。

 

 

それでは、本題に戻りまして七章の感想ですネタバレ(中国版の情報有り)を含みますので未攻略の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終章前編、と銘打ちたい七章。


Wの実装を待ち望んでいたファンの方々には申し訳ないのですが、今回実装されるのってロスモンティスのほうがよかったのでは!?
シナリオ的には七章でロスモンティス→八章でW実装のほうが、内容とマッチしていた気が……まあアークナイツのガチャがイベントとかシナリオの内容と関係ないことは多々ありますが。闇夜の内容とガチャこれでもかってくらい無関係でしたし。

 

ともあれ、顔見せだけはしていたロスモンティスが本筋に関わってきましたが、ロドスにはまだドクター(プレイヤー)が知らないエリートオペレーターがたくさんいるんですね……七章でも名前だけ登場のキャラがちらほら。
というか、物語のスタートであるドクター奪還作戦からまだ2週間しか経っていないことにびっくりだよ! 1年掛けて2週間の出来事を描いてきたのか……ジョジョ5部並みの密度ですよこれは。
チェルノボーグ脱出戦、ミーシャ防衛戦、スカルシュレッダー戦、スノーデビル小隊との邂逅、龍門防衛戦チェンサイドとロドスサイド、そしてフロストノヴァとの決戦――あいだにイベントを挟んでいるせいもありますが、2週間でやるには濃密すぎるでしょと。この裏で、戦地の逸話や闇夜に生きるのエピソードが進行していたわけで、今から全部を網羅しようとするとかなりの労力が必要になりそうです。
ロドスの前身であるバベル時代、記憶喪失前のドクターがいた時代、ドクター不在時もこんな調子だったんですかね……? そりゃアーミヤのメンタルも鍛えられるというか、強くならざるを得ないわけだと、嫌な部分で得心してしまいました。

 

 

そのアーミヤと肩を並べ、互いに支え合って戦うポジションのロスモンティス。
今までアーミヤの周りって年上キャラばっかりで、同年代っぽかったミーシャがあんなことになってしまったので、ロスモンティスがそこに収まってくれたことでちょっとホッとしました。
まあ「心を許しあってる尊い」みたいな単純な関係ではなく、アーミヤもロスモンティスもそれぞれ複雑な問題を抱えており、それを解決、または良い方向に持っていくために、戦いに身を投じるしかないという皮肉さなのですが。
(俺の読解力が低いせいで)七章だけ読むとロスモンティスの背景がしっかりと掴めないのですが、記憶障害のようなものが起こっているのかな? でも、記憶が消えてもそれに付随していた感情は消えずに苦しんでいる。涙の理由が分からずにもがいている。

 

 

 

 

 

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そういったものを全部抱えて前進し続けたのが、七章のボスであるパトリオット
破壊と混沌を起こすレユニオンに属しながらも、秩序ある反乱を貫き続けた武人。
彼と彼の指揮する部隊が、無意味な暴虐を望んでいるわけではないことはこれまでのシナリオで描写されており、今回もケルシーの口から「もうひとつのロドス」と評されました。
快楽に傾倒した(以前の)メフィストや、考えの読めないタルラと違い、彼ならば対話による解決が望めるかもしれない――
そんなロドスの希望は、彼自身によって打ち砕かれることになります。


娘であるフロストノヴァの仇だからではなく。
決して譲ることのできない信念のために。


パトリオットは、自身と仲間たちを裏切ることはできない。自らを曲げることで生じる犠牲を許すことはできない。背負っている「厚み」が、途方もなく違う――ひしひしと感じました。
その厚みによって、彼はもう前にしか進めなくなっていたのでしょう。
立ち止まっても、横を向いても、振り返っても、抱えた重みに潰されてしまう。例え進む道が間違っていたとしても、最良の道がすぐ脇に枝分かれしていたとしても、歩みを変えることはできない。「死」という運命に屈するのだとしても、それは自ら選んだ結果でなければならない。
もし、説得と救命に成功したフロストノヴァがロドス側について場に居合わせたとしても、パトリオットは戦いによる決着以外の選択肢を選ばなかったでしょう。それほどまでに彼の覚悟は堅かった。堅くなってしまった。
感染者を救うロドスの理想を貫くには、パトリオットの強靱な盾を打ち破るだけの力が必要――フロストノヴァの氷に続き、本来なら救わねばならないパトリオットの盾を砕かねば、前には進めない非情さ。ううん、重い……

 


アークナイツのような非情な世界でなくとも、ただ日常を過ごしているだけで自然と経験や記憶が蓄積していくものです。
それらは心を豊かにしてくれますが、同時に進む足を重くする。
若い頃は気軽に道を変えられたのに、歳を重ねるにつれて思考や責任が重くなっていき、選択することに躊躇いが生まれる。
普通の人間には想像も出来ないほどの重みを抱えたパトリオットの胸中を、真に理解することは出来ないのだと痛感しました。

 

 

 

 

 

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ロドスとパトリオットの戦いだけではなく、七章は「譲れない物のための戦い」がテーマでしたね。
ウェイ長官とチェン、チェンとホシグマ、パトリオット遊撃部隊とサルカズ傭兵部隊……
特にチェンとホシグマの激突は、1周年記念の短編アニメで仲むつまじいシーンの見せてからのこれかよと唸りました。
龍門組はお互いがお互いを守りたいのに衝突するしかない哀しさが溢れていたので、戦争終結後に何とか丸く収まってくれないかと願うばかりですね……

 

 

そして、サルカズの予言にある「魔王」と称されたアーミヤ。
ゲーム外で「ブラックCEO」「アイコンが怖い」などとネタにされていたのに、まさかシナリオでもこんな扱いをされるとは……パトリオットの死を安らかにしようと善意で行った行為が引き金になっているのがまたやるせない。
これまでも無数の戦場をくぐり抜け、「大人にならざるを得なかった」アーミヤ。
せめて戦いの終わりには笑ってドクターの元へ戻って欲しい……そこでアイコンが変わるとかエモ演出してくれないかな……
ドクターもドクターでテレジア殺害犯疑惑が深まるなど、未だ明かされていない過去が気になるばかりです。ラストで摂生王はテレジアを復活させようとしていたんですかね?

 

 

 

 

 

 

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六章に続き、引きずる重さに満ちていた七章ですが、発光二アール(星5じゃないでしょ彼女)とお気楽パイロットに振り回されるドベ教官という癒やしポイントを描いてくれたのがすごくありがたかったです。
終わったばかりですが、もう八章が待ちきれませんね! 早く出してくれ!

 

 

ちなみに、今回のステージ攻略は割とサクサク行っていて「イベントよりぬるいな!」と油断していたら、パトリオット戦でズタボロにやられました。
長時間のプレイで脳が疲弊していたこともあり、攻略動画でカンニングしちゃいました……次回の危機契約が思いやられるぜ……