にわかオタクの雑記帳

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FF14パッチ5.4 もうひとつの未来 全体的なシナリオ感想

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今見返しても泣いてしまう感動的なラストと、そこから一気に現実に引き戻された感が味わえるパッチ5.3にて完結した漆黒のヴィランズ。
これまでの通例を踏まえると、今回実装になった5.4と次回の大型アップデートである5.5では、次拡張へのプロローグが描かれます。

 

俺が紅蓮後追い勢だったかもしれませんが、プロローグ部分のシナリオは割とあっさり終わるイメージがあったので、5.4のメインクエストをプレイしたときは意外にボリュームある+ボイスも豊富で、良い意味で期待を裏切られました。
その他、エデン完結編やウェルリト戦役の続編等、追加されたコンテンツは一通りクリアしたので、ストーリー面での感想を軽く書いていきたいと思います。

 

以下、ネタバレ(零式含む)注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※SSは内容と特に関係ないです

 

フォーカスが原初世界に戻ったメインクエストでは、帝国が内乱でゴタゴタしているうちに、三国内のゴタゴタを解決して足下を固めようといった流れに。
ヒカセンバリアーを含めた「超える力持ち」で解決するしかなかった蛮神問題も、テンパードの治療という大きな光明が見えたことで、ガラッと展開が変わりそうです。ガ・ブお前そんな可愛い声だったんか……
今回がリムサのコボルド族との交渉だったので、パッチ5.5前半で言及のあったウルダハのアマルジャ族、後半でグリダニアのイクサル族かな? せっかくなので蛮族クエのキャラにもスポットが当たってほしいですね。テンパードの治療法確立で真っ先に思い出したのが、アマルジャの蛮族クエだったので。テンパ化した母親って殺してなかったよね?

 


そして、早々に姿を現したアシエン・ファダニエル。
器になったアサヒに引っ張られているのか、元々そういう性格なのか、煽り性能が高くてまあ。
別ゲームになりますが、先日感想を書いたFGOに登場するアルターエゴ・リンボ然り、あえて「清々しいほどの悪役」を次のヴィランに据えているのかな、と思いました。
漆黒で戦ったエメトセルクやエリディブスは、聞けば納得する「己が正義」を持った人でした。悲しき過去、背負うべき責務、そして寄り添う姿勢があったからこそ魅力的になったキャラたちですが、だからこそその潮流を続けるのではなく、別方面に振り切れた敵、プレイヤーから「こいつを早くぶっ倒してー!」とヘイトを集めるようなデザインにしたのかもしれません。
復活したゼノスもまた、自分の欲望のみに執着する、常人には理解できない思考を持ったキャラですし、ウェルリト戦役で登場したがんばれおじさんことウァレンスも、素晴らしい憎まれ役になっていると思います。この辺は変に「実はいい人でした」ムーブをせず、悪役らしい悪役を貫いてほしいです。あとは、この溜まったヘイトを綺麗に発散させてくれたらもう満足。

 

なあなあになっていたエオルゼアの問題を全て片付けて、いざ次拡張は帝国との決戦……だけで終わるのかなぁ……

 

 

 

 

 

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一方で、同じアシエンでも同情すべき理由があったのが、エデン再生編のアシエン・ミトロン
アシエンとしての使命を果たしつつも「大事な人と一緒にいたい」という想いを何よりも切望し、永遠に続く現在に閉じこもろうとした、悲しき人。
シナリオ追ってるときはビジュアル通りに男性だと思っていたのですが、真名がアルテミスだった等、女性説あるみたいですね。
何よりも隣にいて欲しかった人は記憶を無くし、別の誰かと楽しそうに笑い合う。必死に呼びかけても、自分に向けられるのは敵意。こんな切ないことがあるかよ……
もし主人公の立場が違っていたら、と考えると、やりきれない気持ちになりますね……エメトセルクやエリディブスと比べるとスケールは小さかったかもしれませんが、想いの強さは引けを取らなかったんじゃないかと。
零式4層(もちろんネタバレ見ました)ではミトロンが消えたことのショックでガイアがアログリフとして覚醒する、まさに「もうひとつの未来」が見られる等、「リーンとガイア尊いなぁ」だけで終わらなかった、いい重みのあるシナリオでした。エデンの正体が罪食いになったアシエンだったとか、細かい要素の拾い上げも上手かった印象です。


だからこそ、もうちょっと肉付けが欲しかったなと後から思いました。
メインストーリーではないので仕方ないと言えば仕方ないのですが、リーンとガイアの仲むつまじい様子とか、ミトロンとアログリフの関係とか、浸らせてくれるためのイベントがあるとなお良かったですね。この辺は漆黒秘話に期待。

 

演出もすっっごい良かったんですが、あれFF8オマージュだったんですね。8はまともにプレイしてないから全然気づけなくて残念。
あとはなんと言ってもボイスの有無ですよ。戦闘前カットシーンでリーンとガイアはボイス付きのセリフあったので、イベントシーンにも是非付けてほしかった……後で追加でもいいので……どうかどうか……

 

 

 

 

 

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EXロールクエストの続編になるヴォイド再生計画では、設定では割と大変なのに本編であまり触れられなかった部分が掘り下げていかれそうでとても楽しみです。ロールクエのキャラたちの活躍がまだ見られるってのもありがたい。
あのメンバーで第一世界の新たなヒカセン一行になれそうなので、次拡張まで続くくらいのボリュームを期待しちゃいますね。でもヒーラーいないなあのPT……ウルクアヌハイがやるのか?

 

ひっそりと追加されたニーアコラボのクエストでは、完結編に向けてどんどんしんどくなっていってもう……ドワーフ族の蛮族クエがまさに「光側」だったので、コノッグもそっちに放り込んでやりたい……一緒に戦車作ってくれ……

 

 


と、いった感じで漆黒完結編のあとで盛り下がり確定かと思いきや、存分にシナリオに浸れたパッチでした。
しかも、まだパッチ5.45のセイブザクイーン続編が残っている贅沢っぷり。
こっちもまたボイスが無いことが惜しいほどシナリオ面白いんですよ……戦果帳とかの読み物も充実してるし。新生グンヒルドの剣がまさかのテンパ化でどうするんだ状態でしたが、完結編辺りで治療法を確立させたアリゼーが出張ってくるのかな?


色々予想妄想は尽きませんが、次アップデートを楽しみに待ちたいと思います。