映画けいおん！ 感想

フィルムは残念でしたが、映画は素晴らしかったので、軽く感想書いてみたいと思います。
３回見てるんで記憶は大丈夫なはずだけど、もしかしたら本編と異なる記述があるかもしれませんので注意。
当然ながら、映画内容のネタバレを多分に含みます。
まだ見てない人は、今すぐ映画館へＧＯ！　そして半券を俺にくれ！

そこには、俺の大好きな「けいおん！」があった。





「劇場版」なんて言葉が出ると、ＴＶシリーズではできなかった特別なストーリーとか、
予算を盛大に注ぎ込んだド迫力のエンターテイメント、なんて感じが伝わってきそうだけど、
映画けいおん！！にそれはなかった。

純粋なエンターテイメントで言えば、（比べる対象が間違ってるけど）仮面ライダーＭＯＶＩＥ対戦ＭＥＧＡＭＡＸの方が面白かったと思う。盛り上げるところをしっかり盛り上げて、大興奮な１時間半だった。
けど、けいおんの面白さってそうじゃないよね。
俺が大好きだったけいおんの空気。けいおんの雰囲気。
それが、スクリーンに舞台を移して、しっかりと再現されてた。
キャラのちょっとした動きを見ているだけで、自然と顔が緩んでしまう。言い換えれば、「フヒヒｗ」って感じでにやける。それが、俺の好きなけいおんなんですよ。
何も特別なことはやってない。わざわざ映画館で上映するものではないかもしれないけど――


俺は、この作品を映画館で見れてよかった。




お話的には卒業式前、あずにゃんに先輩として何かしてあげようということから始まり、いつの間にか卒業旅行に行く流れに→ロンドン！→帰ってきて「天使にふれたよ！」作成＆教室で卒業ライブ、って感じですかね。
ロンドン旅行がメインになるかと思ってたけど、いつもの日本パートが半分以上だったｗ
劇場で笑いが起きてたのは、やっぱり唯が旅行の行き先を決めるあみだくじでイカサマ→ヨーロッパの紙を顔に貼られるとこかなぁ。あそこは俺も吹きそうになったｗ
てか、ギャグポイントはホントテンポよく見せてくれるから、終始ニヤニヤしっぱなしなんだよなｗ
個人的には、ロンドンの空港での唯の「サイドビジネス！」と、あずにゃんが「本当に１７歳か？」って疑われてるところが面白かった。確かに中学生くらいに見えるｗｗｗ
あとは変圧器差し忘れてドライヤーが火噴くところだな。あれは唯の反応がたまらん。


軽音部メンバーそれぞれに見せ場はあるけれど、今回メインだったのはやっぱり唯と梓。
特に唯は、今までにないくらい主人公してた気がする。
１回目トイレ行っちゃって見逃したシーンが、ちょうど唯が真剣にあずにゃんへ送る歌の歌詞を考えているところで、２回目にちゃんと見たとき「俺はどうしてこんな大事なシーンを見逃してしまったんだ……」と後悔。
みんなはちゃんと上映前にトイレ行っておこうね！（しつこい
最初は「せっかくなんだから今までにないようなスケールの大きい曲にしよう！」と色々悩むわけですが、
最終的には「いつものわたしたちでいいんだよね」ということに気付く。
これは映画本編への製作陣の想いを代弁しているようで、色々感慨深いなぁ。


最後の教室ライブは、「もしやＯＰ再現！？」って期待したけれど、普通にＵ＆Ｉとか歌ってたねーちと残念。
けど、あの場面でのＵ＆Ｉはこみ上げるものがあるなぁ。
元々は憂のために作られた歌だけど、大事な人に贈る歌ってことであずにゃんを意識してたと思う。
あとでスレ読んで分かったけど、途中であずにゃんが唯のパート演奏してるんだね。それを踏まえた上で見ると、ステージを飛び降りた唯はすごいうれしかったんだろうなとｗ
その後の屋上かっとビングシーンとか、天使にふれたよ！演奏とか、どうしてこんなにも最終回をリピートしたくなるような内容を盛り込んでくるのか……
映画→最終回→映画→最終回……と無限ループができるで！




しかし、卒業旅行の行き先はトンちゃんの気まぐれでロンドンに決まったわけだけど、
温泉に行くことになった場合の話も見てみたいなｗ　ＯＶＡ辺りでやってくれないかしら。
ＴＶシリーズ＆映画と、どちらも綺麗に終わりすぎてるので、高校生編はこれ以上話作れないだろうし。
現在連載中の大学生編＆在校生編はアニメ化するのかなぁ……





いつも通りまとまりのない感想になってしまったけど、一言でいえば超満足ってことです。
それこそ、けいおん熱が再燃するくらいにね！
けいおんファンの方には、絶対に見てほしい映画だと胸を張って言えます。

ありがとう！　けいおん！！