ゴールテープの向こう側で

※タイトルはちょっとカッコつけただけです。



最近は、穂しくずさんとデュエルすると、大抵ジェネクス（創志）ＶＳドラゴン（治輝）が初戦になるわけですが。
このところ……いや、結構前から俺のジェネクスはなお君に負けることが多くなっていた。
マッチ戦では、ストレートに２敗するか、１勝１敗の最終戦で競り負けることがほどんど。
思い返せば、先輩らしさを見せたのなんて最初にデュエルした時くらいじゃないか……？


俺という人間は、一度完成したものを大幅に変えることを嫌うことが多い。
ＤＴテーマが一新され、専用サポートが望めなくなったジェネクスデッキに対して、その傾向はより顕著だった。
なお君のドラゴンに勝てなくなったのも、それが原因かもしれない。



と、思いながら臨んだ昨日のデュエル。

俺「ジオ・ジェネクスにアームズ・エイドを２枚装備！　ダブル・ギガ・インパクトオオオオオオ！！」


穂しくずさん「ぐああああああああああああ！」




え、なんだこの回りっぷりは。やべえ久々に補正全開キタコレ！
アームズエイドを２枚装備とか、ジェネクスでは滅多にないことです。
昨日のデュエルでは「仮にこれを防がれたとしても、次の手がある」という状況で勝つことができ、絶好調だった。
やはり、久々にジェネクス・ブラストを戻したのが正解だったな！
アヤワさんとのデュエルでは、マジシャンズサークルで颯爽と出てくるし！

……なーんて調子に乗ってたら、スロースターターだった治輝が本気出してきて、いつも通りの展開になり、
最終的に３勝３敗の互角まで持ち込まれたわけですが。
しかし、その最終戦ではまたしてもデッキが応えてくれた。


デュエル終盤。こちらの場はがら空き。
穂しくずさんの場にも強力なモンスターはいないものの、下級モンスターでの総攻撃を受けたら負ける。
何か蘇生カードが引ければ……！　と念じながらのドロー。
引いたのは黙する死者。
思わず心の中でガッツポーズしましたね、ハイ。
ジェネコン蘇生して手札のヒートを召喚。シンクロでアクセルを呼び出し、効果で墓地のアームズエイド装備して一気に攻勢に転じる。
返しのターンで、穂しくずさんはフィールドに風、炎、水のドラゴンを並べるが――
墓地に、地属性のドラゴンはいなかった。
よって、切り札であるエレメンタルバーストは発動せず。
薄氷の勝利だっただけに、すごいうれしかったです。これが先輩の意地だ！（ｷﾘｯ





でもまあ次にやるときは普通に負けそうな気がしますが、それでも俺は俺のデッキを信じてがんばりたいと思う。
何回言ったか分からないけど……穂しくず先生、連載お疲れさまでした！　番外編楽しみにしてます！