にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

遊戯王 New stage2 サイドM 4-8

「俺のターン!」
 ドローしたカードは、<ガスタの巫女 ウィンダ>。
 <ダイガスタ・スフィアード>の効果が復活しているため、自爆特攻をしてダメージを反射する手もあるが、<ガスタの巫女 ウィンダ>は相手の攻撃で破壊されなければリクルート効果を発動できない。
 それ以前に、自爆特攻でトドメを刺せるような状況ならともかく、むやみにモンスターを犠牲にしたくはない。その気持ちは、可能な限り尊重したいのが本音だ。
「……バトルフェイズに入ります。<スフィアード>で<ガネット>を攻撃。テンペスト・アロー!」
 風が球体状に収束し、そこから放たれた矢が<ジェムナイト・ガネット>を貫く。
 胸を貫かれた戦士は、その場で膝をつくと、崩れ落ちる。

【神楽屋LP3300→3200】

「頭数を減らしてきたか」
「モンスターをセットして、ターンエンドです」
 ミハエルの場に、裏守備モンスターが現れる。
 現状では、<ジェムナイト・プリズムオーラ>を倒す手段も、<ダイガスタ・スフィアード>を守るカードもない。
 なら、別の手段で守りを固めるしかないだろう。

【ミハエルLP3300】 手札2枚
場:ダイガスタ・スフィアード(攻撃)、裏守備モンスター
【神楽屋LP3200】 手札0枚
場:ジェムナイト・プリズムオーラ(攻撃)

「俺のターンだな。ドロー……ちっ、墓地の<ジェムナイト・フュージョン>の効果を発動。<ガネット>を除外して手札に加える」
 お目当てのカードではなかったのか、引いたカードを見た神楽屋が顔をしかめる。
 <ジェムナイト・フュージョン>を手札に加えたということは、当然――
「<プリズムオーラ>の効果発動だ。<ジェムナイト・フュージョン>を墓地に送り……今度こそ受けてもらうぜ。プリズム・ボルテックス!」
 雷雲を呼び寄せ、再び雷を放つ銀色の騎士。今度は防ぐ手段がない。
 電流の直撃を受けた<ダイガスタ・スフィアード>が吹き飛ばされ、地面に叩きつけれられる。少女に立ち上がる力は残っておらず、そのまま砕け散ってしまった。
(<スフィアード>……よくがんばってくれたな)
 心中で労いの言葉を口にしつつ、ミハエルは神楽屋の次手に備える。
「攻撃を行わない理由はねえ。<プリズムオーラ>で伏せモンスターを攻撃!」
 他の<ジェムナイト>と比べて鎧が重いのか、<ジェムナイト・フュージョン>はやや鈍い動きで間合いを詰める。
「ボルト・バンカー!」
 そして、手にしたレイピアで伏せモンスターを突き刺した。
 <ガスタの巫女 ウィンダ>が倒れ、フィールドから退場する。
「<ウィンダ>の効果を発動します! デッキから<ガスタ>と名のついたチューナー、<ガスタ・ガルド>を守備表示で特殊召喚!」

<ガスタの巫女 ウィンダ>
効果モンスター
星2/風属性/サイキック族/攻1000/守 400
このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから「ガスタ」と名のついたチューナー1体を特殊召喚する事ができる。

<ガスタ・ガルド>
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/鳥獣族/攻 500/守 500
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキからレベル2以下の「ガスタ」と名のついた
モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 巫女の意志を継いで現れたのは、淡い緑の羽を羽ばたかせる鳥型のモンスターだ。その体は<ガスタ・イグル>よりも大きい。
 <ガスタ・ガルド>は、両翼で自分の体を包み込み、敵の攻撃に備えている。
「そういやリクルートは<ガスタ>の十八番だったな。ったく、どうも今日の俺は慎重さが欠けてやがる。カードを1枚セットして、ターンエンドだ」
 神楽屋はそう愚痴るが、<ジェムナイト・プリズムオーラ>の効果では裏守備モンスターは破壊できない。ここは攻撃以外の選択肢はなかっただろう。

【ミハエルLP3300】 手札2枚
場:ガスタ・ガルド(守備)
【神楽屋LP3200】 手札0枚
場:ジェムナイト・プリズムオーラ(攻撃)、伏せ1枚