遊戯王オリジナルstage 【ep-17 サイドS】
「僕のターン。ドロー……<カラクリ解体新書>を墓地に送って、さらに2枚ドロー」
<カラクリ解体新書> 永続魔法 「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更される度に、 このカードにカラクリカウンターを1つ置く(最大2つまで)。 また、フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、 このカードに乗っているカラクリカウンターの数だけ 自分のデッキからカードをドローする。
これで、比良牙の手札は5枚。先のターンで消費した手札を一気に補充した。
「<カラクリ参謀 弐四八>を召喚。このカードが召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスターの表示形式を変更するんだけど……わざわざ守備表示にした<紅蓮魔闘士>を攻撃表示に戻す道理はないね。ここは<弐四八>自身を守備表示に変更するよ」
商人のような格好をしたカラクリ人形……<カラクリ参謀 弐四八>は、その場でうずくまり守りを固める。
「<カラクリ参謀 弐四八>を召喚。このカードが召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスターの表示形式を変更するんだけど……わざわざ守備表示にした<紅蓮魔闘士>を攻撃表示に戻す道理はないね。ここは<弐四八>自身を守備表示に変更するよ」
商人のような格好をしたカラクリ人形……<カラクリ参謀 弐四八>は、その場でうずくまり守りを固める。
<カラクリ参謀 弐四八> チューナー(効果モンスター) 星3/地属性/機械族/攻 500/守1600 このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。 フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの表示形式を守備表示にする。 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスター 1体の表示形式を変更する。
「ま、チューニングするんだけどね。レベル5の<七七四九>にレベル3の<弐四八>をチューニング」
カラクリ忍者が5つの光球へと変化し、カラクリ参謀がそれらを包み込むリングへと姿を変える。
「此度の戦場は主様の狩り場なり! 怒れるカラクリの大将よ! 憤怒を刃に込め、仇敵へと叩きつけろ! シンクロ召喚――出陣せよ! <カラクリ大将軍 無零怒>!」
光が四散し――<カラクリ将軍 無零>を凌ぐほどの巨体が、戦場へ両足を踏み下ろす。
憤怒の形相を現した赤き面。甲冑には鋭い棘が無数に張り付いており、両手にはそれぞれ巨大な刀が握られている。
赤の陣羽織を風になびかせながら、カラクリの軍勢を率いる大将軍――<カラクリ大将軍 無零怒>は雷鳴と共に現れた。
カラクリ忍者が5つの光球へと変化し、カラクリ参謀がそれらを包み込むリングへと姿を変える。
「此度の戦場は主様の狩り場なり! 怒れるカラクリの大将よ! 憤怒を刃に込め、仇敵へと叩きつけろ! シンクロ召喚――出陣せよ! <カラクリ大将軍 無零怒>!」
光が四散し――<カラクリ将軍 無零>を凌ぐほどの巨体が、戦場へ両足を踏み下ろす。
憤怒の形相を現した赤き面。甲冑には鋭い棘が無数に張り付いており、両手にはそれぞれ巨大な刀が握られている。
赤の陣羽織を風になびかせながら、カラクリの軍勢を率いる大将軍――<カラクリ大将軍 無零怒>は雷鳴と共に現れた。
<カラクリ大将軍 無零怒> シンクロ・効果モンスター 星8/地属性/機械族/攻2800/守1700 チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上 このカードがシンクロ召喚に成功した時、 自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を 特殊召喚する事ができる。 1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する 「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更された時、 自分のデッキからカードを1枚ドローする。
「まさか、<無零>よりも上の将軍がいるとはの……」
「大将軍、ときたか。こいつは強そうだぜ」
デュエルの行方を見守る切と創志がそれぞれ感想をこぼすが、言葉に反して悲観的な雰囲気はまるでない。
どんなモンスターが出てこようが、純也のやることは変わらない。
殴って倒す。それだけだ。
「<無零怒>も<無零>と同じく、シンクロ召喚に成功した時にデッキから<カラクリ>と名のついたモンスターを特殊召喚できる効果がある。僕は<カラクリ武者 六参壱八>を特殊召喚するよ。そして、<無零>を攻撃表示に変更」
2体のカラクリ将軍と比べてしまうと見劣りするが、それでも十分な殺気を放つカラクリの武者が、<カラクリ大将軍 無零怒>の隣に立つ。
「大将軍、ときたか。こいつは強そうだぜ」
デュエルの行方を見守る切と創志がそれぞれ感想をこぼすが、言葉に反して悲観的な雰囲気はまるでない。
どんなモンスターが出てこようが、純也のやることは変わらない。
殴って倒す。それだけだ。
「<無零怒>も<無零>と同じく、シンクロ召喚に成功した時にデッキから<カラクリ>と名のついたモンスターを特殊召喚できる効果がある。僕は<カラクリ武者 六参壱八>を特殊召喚するよ。そして、<無零>を攻撃表示に変更」
2体のカラクリ将軍と比べてしまうと見劣りするが、それでも十分な殺気を放つカラクリの武者が、<カラクリ大将軍 無零怒>の隣に立つ。
<カラクリ武者 六参壱八> 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1800/守 600 このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。 フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの表示形式を守備表示にする。 フィールド上に存在する「カラクリ」と名のついたモンスターが破壊された場合、 このカードの攻撃力は400ポイントアップする。
「バトルフェイズに入るよ。<無零>で<紅蓮魔闘士>を――」
「させない! 罠カード<威嚇する咆哮>を発動!」
純也がリバースカードをオープンさせると、獣の咆哮がフィールドに響き渡る。
「させない! 罠カード<威嚇する咆哮>を発動!」
純也がリバースカードをオープンさせると、獣の咆哮がフィールドに響き渡る。
<威嚇する咆哮> 通常罠 このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。
その圧力に気圧されたカラクリたちは、攻撃態勢を解いてしまう。
「このターン、あなたは攻撃宣言できない」
「さすがに防いできたか。2枚も伏せカードがあるのにこのまま終わるようなら、雑魚以下だからね。それでも、攻撃を完全に封じられたのはちょっと予想外だったかな」
そんなことを言っておきながら、比良牙に焦りは感じられない。
相変わらず表情は読めないが、まだ余裕を失っていないのは雰囲気で分かった。
「なら、カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
比良牙の場に2枚の伏せカードが現れ、ターンが終了する。
「さあ、君のターンだ。これが最後のチャンスだと思ったほうがいい。次に僕のターンが回ってきたときは――君が敗北するときだ」
「このターン、あなたは攻撃宣言できない」
「さすがに防いできたか。2枚も伏せカードがあるのにこのまま終わるようなら、雑魚以下だからね。それでも、攻撃を完全に封じられたのはちょっと予想外だったかな」
そんなことを言っておきながら、比良牙に焦りは感じられない。
相変わらず表情は読めないが、まだ余裕を失っていないのは雰囲気で分かった。
「なら、カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
比良牙の場に2枚の伏せカードが現れ、ターンが終了する。
「さあ、君のターンだ。これが最後のチャンスだと思ったほうがいい。次に僕のターンが回ってきたときは――君が敗北するときだ」