にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

Rewriteクリア記念 軽く感想

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Rewriteクリアだ……!




周囲の人のプレイ記や感想を聞いているうちに俺もやりたくなり、やっとの思いで購入したRewrite
早速始めたものの、ボリューム満点+読み進めるのにかなり体力を使う展開のせいで、少しずつ間隔を開けながらのプレイになってしまい、ようやく昨日最終EDを見ることができました。
とても疲れる内容だったとは思うけれど、その分充実感や終わってしまった物悲しさは半端ない。
Keyの前作であるリトルバスターズ!(クドわふはファンディスクだし)と比べてしまうとやはり力不足感はぬぐえないけれど、十分楽しめたと思います。


そんなわけで、ちょっと感想でも書いてみようかと。
当然のごとくネタバレを含むので注意です!!
あと、比較対象として他のゲームのネタバレも含まれております!







ツイッターでも書いたことの繰り返しになる部分があります。



プレイした総括としては、あがいてあがいてあがいてあがいてあがいてあがき抜いて、
ようやく次に繋がるほんの少しの希望を手にすることができた。そんなお話だったと思います。
かなり重い話だとは聞いていたけれど、まさかここまでとは思わなかった。
最近はエロゲー……てかADVをプレイする機会が減ってしまった俺だけれど、重めのテーマを扱った作品をプレイしたのはスマガ以来じゃないだろうか。
けど、スマガは何万回も死んで最高のハッピーエンドを獲得する話なので、個人的にはマブラヴオルタをプレイした時の感じに似ている気がした。あれもほんの少しの希望を次代へ繋げたエンディングだったしなぁ……
コタさんも、武並みに頑張った主人公だと思います。武のほうがひどい目にあってると思うけどな!


主人公である天王寺瑚太郎は、頑張れる時に頑張れる良主人公だったと思う。
何というか、「空白の青春時代を取り戻そうとする焦り」が根底にある部分がすげえ上手く表現出来ていて、キャラに深みがあったと思う。ルートによってはキャラ変わっちゃうけど。
ギャルゲーで一番大事なのってもちろんヒロインだと思うんだけど、個人的には主人公も大事だと思うんすよ。
ムカツク野郎だと感情移入できないし、かといってテンプレすぎると印象に残らない。
コタさんはちょうどいいバランスじゃないかなぁ。てかTerra編は半分以上瑚太郎の話だしな。
マッピーの「?」をアイコンを選択し続けたときの一人ツッコミが好きです。



以下、個別ルートの感想をば。プレイした順番で並んでおります。



・小鳥ルート

何か状況に翻弄されまくってよく分かんないうちにエンディングを迎えてしまい「あれ?」となったルート。
瑚太郎がガイアとガーディアンどちらにも属さないルートなので、確固とした情報を得られずに、小鳥が疲弊していくのを見るのが辛かったです。
小鳥との漫才が好きだっただけに、そういう場面をほとんど見られなかったのは残念。
ただ、ちびもすとの別れのシーンは涙腺決壊しかけた。ああいった理屈で説明できないような「魂の奇跡」が引き起こした感動シーンはダメです。泣いてしまいます。

全ルートを終えて裏側を理解した上で再プレイすると、また違った印象なのかなぁ。






・ちはやルート

王道少年漫画きたこれー!

好きな女の子のためにがんばる、憎たらしい「先駆者」であり、師であり越えるべきライバル、因縁を持つ敵、かつての友との決別、和解、そして世界の崩壊を前にしての主人公の覚醒――
少年ジャ○プで連載してもおかしくないほどの熱血シナリオでしたね!
綺麗にまとまっていたし、個人的には個別シナリオで一番好きなルート。
何と言っても咲夜の存在が大きいよなぁ。最初はそうとは思えなかったのに、最後には瑚太郎の兄貴分となっていた最強の男。MOONシナリオでの扱いといい、この人真ヒロインだろ……ちはや? 誰それ?


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※咲夜って言ってもこの人じゃありません。男です。


とまあ絶賛しても差し支えないルートだとは思うのですが、
リライト全体を通してみると、かなり異質シナリオだったのかなぁ、と。
他ルートでは多大な犠牲を払ったり、一生消えない罪を背負ったりしてヒロインとの幸せを手に入れるわけだけど、ちはやルートはそういった「負の部分」が少なかった気がした。上手くいきすぎてるというか……
だからこそすっきりまとまっていて、終わったあとに「素直に面白かった」と思えるのかもね。






・静流ルート

まさかの世界崩壊ENDに開いた口がふさがらなかった。
「え……? マジで?」って感じで、意外にもかなりショックを受けました。選択肢を間違ったのかと思った。
静流のキャラ自体が好きなので、何とか報われて欲しかったという思いが大きかったのかも。
「静流との健全かつ純粋なラブラブが奇跡を起こすんだべ?」と思ってたらそんなことはなかったでござる。現実って非情。
考察サイトでは「ED後瑚太郎の樹木化は解除されたのでは?」って書かれてたけど、俺にはコタさんが完全に樹木として生まれ変わったようにしか見えなかったなぁ。まぁ静流は幸せなんだろうけど……なんかもやもやが残る。TerraEND後のこと考えると魔物化して復活もありそうだが。







・ルチアルート

どいつもこいつも別キャラだー!

穂しくず先生もおっしゃっていましたが、複数ライター制による弊害というものを感じました。
いや、決してムカつくやつになってるとかストーリーが崩壊してるってわけじゃないんだけれど、他のルートで見てきた瑚太郎やヒロインたちと性格が違いすぎる……そりゃルチアはそのまんまだったけど。
ガーディアン側の壮大な組織図とか、武器の性能なんかの説明も多かったなぁ。別に嫌いじゃないけど、リライトでやることなのかなぁと小一時間。
「言わなきゃ分かんない!」とも言いますが、ルチアルートは全般的に喋りすぎだと思いました。なのに肝心なことは伝わってねぇっていう。
散々こきおろしてるように書いてしまったけど、一番「恋愛アドベンチャーゲーム」らしいシナリオだったと思う。
ヒロインを可愛く見せれる演出はすごかった。ただ、俺はルチアあんまり好きじゃないんすよ。









・朱音ルート

コタさんすげえ頑張ったなぁ。
個別ルートの中では、一番瑚太郎があがいたシナリオなんじゃないかと。
共通ルート……かつて過ごした楽しい日常が、朱音とのやり取りの中に垣間見えて、ほっこりしました。
ラストのCGの2人の笑顔を見て、今までの苦労が報われたんだろうなぁ、と。
書くこと少ないけど、魅力的な話だったと思う。重いけどね。







・Moon

もうちょっと長くてもいいんじゃよ?

真ルート・前編、といった感じのMoonルート。今まで謎に包まれていた部分が明らかになったりならなかったり。
ええ、俺は無口不思議ちゃん好きなんで、篝も気に入りましたとも。月かがりんのほうがかわいいNE!
このルートでは今まで実現できなかった「全員での共闘」が実現するのですが、
すげえ燃えたんで、もう少しじっくり描写してくれてもよかったかも。大好物ですから。
もう咲夜が援軍に来たところなんて感極まって泣きそうになった。この人マジかっけぇ。







・Terra

考察記事を読んで、一通り理解し直すと充足感に溢れました。
篝に見せた「良い記憶」が「命の広がり」であることは分かったんだけど、瑚太郎はガイアとガーディアンの争いを止めることでそれを見せた、って解釈でいいのかな? その過程がイマイチよく分からんけど……
とにかく、瑚太郎が頑張ったことで命は次代に受け継がれた。
そして、瑚太郎は「先駆者」を越え、魔物となった。
完全なハッピーエンドではないけれど、ここまでやってきたことが収束している感じがしてよかった。







何と言うか、毎度のことながらまとまりのない感想になってしまったけれど、ようは楽しめましたよ、ってことです。
リトバスと比べると急に世界観が広がり、話を大きくしすぎてしまっている感があったけれど、そこは「そういう世界で語るべきことがある」と割り切るべきだと思う。って途中から思った。
日常シーン、特に吉野関連では笑わせてもらったし、咲夜というカッコいい男キャラにも出会えた。江坂さんのような魅力的なおじ様を俺も書けるようになりてぇな……って、男キャラのことばっか書いてるじゃねーか!
まあファンディスクが製作決定したようなので、ラブラブちゅっちゅ成分はそちらで補給できることを期待しましょうか。特に小鳥と篝にはもうちょいイチャイチャ要素を……
ママン! 早くFD作ってくれよ!






しかし、一個ADVクリアすると、何故だか続けて他の作品をプレイしたくなるのは何故だろう。