にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

遊戯王 New stage サイドS 9-7

「俺のターン、ドロー。<ジェムナイト・アレキサンド>を召喚するぜ」
 他の<ジェムナイト>と同じく、全身を甲冑で固めたモンスターが実体化する。鎧の色は銀だ。

<ジェムナイト・アレキサンド>
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1800/守1200
このカードをリリースして発動する。
自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついた
通常モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。

「<アレキサンド>の効果だ。こいつをリリースすることで、デッキから<ジェムナイト>と名のつくモンスターを特殊召喚することができる。来な! <ジェムナイト・ガネット>!」
 <ジェムナイト・アレキサンド>の体が光に包まれ、消える。
 光の残滓に導かれるように、炎の戦士<ジェムナイト・ガネット>が姿を現した。

<ジェムナイト・ガネット>
通常モンスター
星4/地属性/炎族/攻1900/守   0
ガーネットの力を宿すジェムナイトの戦士。
炎の鉄拳はあらゆる敵を粉砕するぞ。

「<ジェムナイト・ガネット>で<A・ジェネクス・ドゥルダーク>を攻撃する。ブレイズ・ナックル!」
 右手に炎を宿し、<ジェムナイト・ガネット>が地を蹴る。
 機械兵の視覚の外、右斜め上から鎌のような軌跡を描いて振り下ろされた拳は、いとも簡単に<A・ジェネクス・ドゥルダーク>のバイザーを割る。
「ぐっ……」

【創志LP700→600】

 受けたダメージは微々たるものだが、敗北へのカウントダウンは確実に始まっている。
「まさか、これで終わりだと思ってないだろうな? <ジェムナイト・ガネット>をリリースして罠カード<ジェム・エンハンス>を発動」

<ジェム・エンハンス>
通常罠
自分フィールド上に存在する
「ジェムナイト」と名のついたモンスター1体をリリースし、
自分の墓地に存在する「ジェムナイト」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。

「なッ――」
「<ジェム・エンハンス>の効果で<ジェムナイト・ルビーズ>を墓地から特殊召喚する!」
 <ジェムナイト・ガネット>の纏う甲冑の隙間から光が溢れ、創志の視界を白く染めようと強く輝く。
 <ジェムナイト・ルビーズ>の特殊召喚を許してしまえば、壁モンスターのいない創志の敗北は決定的だ。
 なら、動くしかない。
「させるかよ! 伏せカードオープン! <トラップ・センサー>!」

<トラップ・センサー>
カウンター罠(オリジナルカード)
手札を1枚捨てて発動する。
罠カードの発動を無効にし破壊する。

「――!」
 創志の行動に、神楽屋はピクリと反応する。
「手札を1枚捨てることで、罠カードの発動を無効にし破壊する!」
 警告を示すけたたましいブザー音が鳴り、表になった創志の伏せカードからレーザーが発射される。
 レーザーは光に包まれる<ジェムナイト・ガネット>とその奥にある<ジェム・エンハンス>を射抜き、穴を開けた。
「――ハッ。防いだか」
「そっちこそ、これで終わりだと思ってんじゃねえだろうな! 相手がコントロールするカードの発動を無効にした場合、このカードは手札から特殊召喚出来る! 来い、<A・ジェネクス・リバイバー>!」
 曲線的なフォルムに、薄紫色で統一された装甲。そして、背中には4枚の翼――<A・ジェネクス・リバイバー>が、脚部のブースターを噴かせながら飛翔する。

<A・ジェネクス・リバイバー>
効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1000
相手がコントロールするカードの発動を無効にした場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。

「<A・ジェネクス・リバイバー>か……そんなモンスターを手札に持ってるとはな。さすがに予想できなかったぜ」
 コンボを防がれたというのに、神楽屋の口調はどこかうれしげだった。
「ターンエンドだ」
 場にカードを残すことなく、神楽屋のターンが終了する。

【創志LP600】 手札0枚
場:A・ジェネクス・リバイバー(攻撃)、伏せ1枚
【神楽屋LP3700】 手札1枚
場:なし