遊戯王 New stage サイドS 7-7
<A・ジェネクス・アクセル> シンクロ・効果モンスター 星8/闇属性/機械族/攻2600/守2000 「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 1ターンに1度、手札を1枚捨てる事で、 自分の墓地に存在するレベル4以下の機械族モンスター1体を選択して特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで倍になり、 相手プレイヤーに直接攻撃する事はできず、 自分のエンドフェイズ時にゲームから除外される。
「<A・ジェネクス・アクセル>のモンスター効果発動! 手札を1枚捨てることで、自分の墓地に存在するレベル4以下の機械族モンスターを特殊召喚出来る! この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は2倍になるぜ!」
「なっ……!?」
攻撃力2倍というメリットの代償として、特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外されてしまうが、<ジュラック・ギガノト>を倒せるなら問題ない。
「俺が選択するのは<A・ジェネクス・パワーコール>! 行くぜ、アクセル・ロード!」
創志が手札を1枚捨てると、<A・ジェネクス・アクセル>の右腕に装着されたスキャン装置から、紫色の光が前方に放たれる。
その光の中から、強靭な牙に砕かれたはずの<A・ジェネクス・パワーコール>が姿を現した。バチバチと雷光を纏い、甲高い駆動音を響かせる。
「なっ……!?」
攻撃力2倍というメリットの代償として、特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外されてしまうが、<ジュラック・ギガノト>を倒せるなら問題ない。
「俺が選択するのは<A・ジェネクス・パワーコール>! 行くぜ、アクセル・ロード!」
創志が手札を1枚捨てると、<A・ジェネクス・アクセル>の右腕に装着されたスキャン装置から、紫色の光が前方に放たれる。
その光の中から、強靭な牙に砕かれたはずの<A・ジェネクス・パワーコール>が姿を現した。バチバチと雷光を纏い、甲高い駆動音を響かせる。
<A・ジェネクス・パワーコール> 効果モンスター 星4/闇属性/機械族/攻1700/守 0 このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する このカードと同じ属性のモンスターの攻撃力は500ポイントアップする
「……惜しい。<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃力が2倍になったとしても、今の<ジュラック・ギガノト>には届かない。<A・ジェネクス・アクセル>の召喚が1ターン早かったら、話は違っていたかもしれないわね」
冷静に指摘してくる竜美。
<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃力は3400。<ジュラック・ギガノト>の3700を超えるには、わずかに足りない。
しかしその瞳は、創志が次の手を繰り出してくることを見抜いているかのような光をたたえていた。
――その通りだ。このままで終わるわけがない。
このターンでケリをつける。
「バトルだ! <A・ジェネクス・パワーコール>で<ジュラック・ギガノト>を攻撃! ダブルサンダーフィストッ!」
雷光を両腕に集中させた<A・ジェネクス・パワーコール>が、燃え盛る炎の恐竜に向かって跳ぶ。
竜美が動く気配はない。このまま迎え撃つつもりだ。
電撃を纏った拳が標的を捉える直前。
「速攻魔法発動! <イージーチューニング>!!」
冷静に指摘してくる竜美。
<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃力は3400。<ジュラック・ギガノト>の3700を超えるには、わずかに足りない。
しかしその瞳は、創志が次の手を繰り出してくることを見抜いているかのような光をたたえていた。
――その通りだ。このままで終わるわけがない。
このターンでケリをつける。
「バトルだ! <A・ジェネクス・パワーコール>で<ジュラック・ギガノト>を攻撃! ダブルサンダーフィストッ!」
雷光を両腕に集中させた<A・ジェネクス・パワーコール>が、燃え盛る炎の恐竜に向かって跳ぶ。
竜美が動く気配はない。このまま迎え撃つつもりだ。
電撃を纏った拳が標的を捉える直前。
「速攻魔法発動! <イージーチューニング>!!」
<イージーチューニング> 速攻魔法 自分の墓地に存在するチューナー1体をゲームから除外して発動する。 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力は、 発動時にゲームから除外したチューナーの攻撃力分アップする。
「――!?」
竜美の両の目が見開かれる。
「墓地の<A・ジェネクス・リモート>を除外することで、<パワーコール>の攻撃力を<リモート>の攻撃力分アップさせる!」
<A・ジェネクス・リモート>の攻撃力は500。
<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃力は500ポイント上昇し、3900。
「行け! <パワーコール>ッ!!」
拳が鮮やかな鱗を殴りつける。
電撃が恐竜の肉体を駆け抜ける。
苦悶の鳴き声が響き、足元がふらつく。
それでも、左腕の爪をむき出し、電撃を放つ機械兵に向けて振るおうとする。
だが、叶わない。
<ジュラック・ギガノト>は、竜美のフィールドから退場した。
竜美の両の目が見開かれる。
「墓地の<A・ジェネクス・リモート>を除外することで、<パワーコール>の攻撃力を<リモート>の攻撃力分アップさせる!」
<A・ジェネクス・リモート>の攻撃力は500。
<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃力は500ポイント上昇し、3900。
「行け! <パワーコール>ッ!!」
拳が鮮やかな鱗を殴りつける。
電撃が恐竜の肉体を駆け抜ける。
苦悶の鳴き声が響き、足元がふらつく。
それでも、左腕の爪をむき出し、電撃を放つ機械兵に向けて振るおうとする。
だが、叶わない。
<ジュラック・ギガノト>は、竜美のフィールドから退場した。
【竜美LP1700→1500】
「――っと!」
<ジュラック・ギガノト>が破壊されたことを確認した創志は、すぐに<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃を中断する。
このままだと、電撃が竜美の体を焼く羽目になるからだ。相手を痛めつけるためにサイコデュエリストの力を引き出しているのではない。
無理に攻撃を中断したことで、脳がチリチリと炙られるような痛みを感じ、思わず頭を押さえる。
「……ッ、まだだ! <A・ジェネクス・アクセル>で追撃!」
深く腰を沈めた銀色の機械兵が、一気に加速するために力を蓄える。
<A・ジェネクス・パワーコール>の効果により、<A・ジェネクス・アクセル>の攻撃力は500ポイント上がっている。
この攻撃が通れば、創志の勝ちだ。
「ブリッツ・ドライブ!」
創志の攻撃宣言を受け、<A・ジェネクス・アクセル>が地面から解き放たれる。
それとほぼ同時に、竜美の声が飛ぶ。
「<血の代償>の効果を使うわ! 500ライフを支払い、<ジュラック・ヴェロー>を攻撃表示で召喚!」
<ジュラック・ギガノト>が破壊されたことを確認した創志は、すぐに<A・ジェネクス・パワーコール>の攻撃を中断する。
このままだと、電撃が竜美の体を焼く羽目になるからだ。相手を痛めつけるためにサイコデュエリストの力を引き出しているのではない。
無理に攻撃を中断したことで、脳がチリチリと炙られるような痛みを感じ、思わず頭を押さえる。
「……ッ、まだだ! <A・ジェネクス・アクセル>で追撃!」
深く腰を沈めた銀色の機械兵が、一気に加速するために力を蓄える。
<A・ジェネクス・パワーコール>の効果により、<A・ジェネクス・アクセル>の攻撃力は500ポイント上がっている。
この攻撃が通れば、創志の勝ちだ。
「ブリッツ・ドライブ!」
創志の攻撃宣言を受け、<A・ジェネクス・アクセル>が地面から解き放たれる。
それとほぼ同時に、竜美の声が飛ぶ。
「<血の代償>の効果を使うわ! 500ライフを支払い、<ジュラック・ヴェロー>を攻撃表示で召喚!」
【竜美LP1500→1000】
最初のターンに召喚されたモンスターと同じ、2体目の<ジュラック・ヴェロー>が<A・ジェネクス・アクセル>の前に立ちふさがる。<一族の結束>の効果を受けているため、攻撃力は2500だ。
<ジュラック・ヴェロー> 効果モンスター 星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守1000 自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分のデッキから攻撃力1700以下の「ジュラック」 と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
それでも<A・ジェネクス・アクセル>は止まらない。
銀色の閃光と化した機械兵。
勢いのまま、後ろ回し蹴りを放つ。
その蹴りは、<ジュラック・ヴェロー>の鼻先をかすめる。
途端に生まれる、猛烈な衝撃波。
衝撃波を間近で受けた<ジュラック・ヴェロー>は、即座に光の屑と化す。
銀色の閃光と化した機械兵。
勢いのまま、後ろ回し蹴りを放つ。
その蹴りは、<ジュラック・ヴェロー>の鼻先をかすめる。
途端に生まれる、猛烈な衝撃波。
衝撃波を間近で受けた<ジュラック・ヴェロー>は、即座に光の屑と化す。
【竜美LP1000→400】
「くうっ……」
炎の障壁を生み出し、衝撃波を防ぐ竜美。
深紅のコートがバタバタとはためき、細い体は今にも吹き飛んでしまいそうだった。
だが、瞳に宿る強い意志の光は、いまだ消えることはない。
炎の障壁を生み出し、衝撃波を防ぐ竜美。
深紅のコートがバタバタとはためき、細い体は今にも吹き飛んでしまいそうだった。
だが、瞳に宿る強い意志の光は、いまだ消えることはない。