にわかオタクの雑記帳

にわかオタクがそのときハマっていることを書き殴るブログです 主にアニメ・ゲーム中心

New stageカラオケ大会【小ネタ】

※番外編のシリアスな空気をぶち壊されたくない方はスルー推奨です。






神楽屋「と、いうわけで年末だからみんなでカラオケだ」

創志「おい! どういうわけだよ! まるでわけがわからんぞ!」

切「そうじゃそうじゃ! わしなんか今生きてるか死んでるのかわからんのじゃぞ!」

神楽屋「はいそこ! ちょいちょい出番あるくせに影の薄い2人は黙ってろ!」

創志「てめえ! 俺一応主人公だぞ!」

切「わしはヒロインじゃぞ!」

神楽屋「(ヒロイン……?)」

創志「(ヒロイン……?)」

切「2人して微妙な顔するのはやめるのじゃああああああああ」

リソナ「リソナ、歌うのは好きですー!」

ティト「こんなところ来るの、はじめて。カラオケってアイスも食べられるんだ」

信二「ここはフードメニューが充実してるのがウリみたいだね。アイス以外も色々ある」

ビビアン「ってティト! アイスが溶けて垂れてますわよ! ああもう……」

ティト「拭いてくれてありがと。びびあん」

ビビアン「なっ、て、テーブルが汚れると困るから拭いただけですわ!」

輝王「…………」

ストラ「どうしました? 輝王先輩」

輝王「いや、こういった雰囲気はあまり慣れなくてな」

ストラ「(こ、これはチャンスだわ!)」

ストラ「(輝王先輩の生歌が聞けないのは残念だけど、こっそり2人で抜け出せば……)」

ストラ「(あとはどうにでもなる!)」

ストラ「じゃ、じゃあ2人でこっそり――」

切「うわーん! 輝王ー! みんながいじめるのじゃー!」

輝王「……何をやってるんだ、切」

ストラ「…………」

輝王「どうかしたか? ロウマン」

ストラ「いえ、何でもありません……とほほ」

神楽屋「よっしゃー! そろそろ始めるぞー!」




~神楽屋の場合~


神楽屋「もずくに~浸った~純なる闘士~♪」

輝王「……何の歌だ?」

創志「モズク戦士ギャニックっていう特撮の主題歌。神楽屋のお気に入りなんだよ」

信二「昔の作品なので、神楽屋さんは世代じゃないと思うんですけどね……」

ティト「かぐらやの部屋にDVDいっぱいあった」

神楽屋「騙されても~騙されても~くじけない~♪」

創志「お、そろそろサビだな」

神楽屋「おーおーおーおーおー! ギャ――げふぅ!」

リソナ「ギャニック! ギャニック! おーおーおーギャニック!」

神楽屋「リソナてめえ! 俺が歌ってる最中にドロップキックとはどういう了見だ!」

リソナ「テルばっかりずるいです! リソナだってギャニック歌いたいです!」

神楽屋「お前ギャニックのことダサいって馬鹿にしてたろうが!」

リソナ「でも歌は好きなんですー!」

神楽屋「そんな半端な気持ちでギャニックを歌うことは許さん! マイクを離せ!」

リソナ「いやですー!」

ティト「かぐらやとリソナはいつも仲いいよね」

ビビアン「あれが日常茶飯事なんですの……?」




~皆本兄弟の場合~


信二「~♪」

神楽屋「信二は歌うまいよな」

ストラ「甘い声だから年頃の女の子が聞いたらメロメロになっちゃうでしょうね~」

ストラ「私は先輩一筋ですけどね!」

切「輝王ならトイレに行っておるぞ」

ストラ「(ガーン)」

創志「ほいティト。オレンジジュース持ってきたぜ」

創志「こっちのコーラはビビアンのやつな」

ビビアン「あ、ありがとうですわ」

ティト「そうしは歌わないの?」

創志「お、俺か? 俺は遠慮しとくよ」

信二「兄さんは音痴だもんね」

創志「べ、別にそんなことねえぞ! いいぜ歌ってやらあ!」

信二「(相変わらず煽り耐性低いな……)」

創志「~♪」

創志「どうだ! 俺だってやりゃあできるんだぜ!」

信二「…………」

神楽屋「…………」

ビビアン「…………」

ストラ「…………」

リソナ「あははー! へたくそです皆本兄ー!」

創志「すげえ傷つくからストレートに言うのやめろおおおおおおおおお」

ティト「わたしはそうしの歌好きだよ」




~ティト&ビビアンの場合~


神楽屋「さーて次の曲は……ん? もりのくまさんなんて入れたやつ誰だ?」

ティト「わたし」

神楽屋「おおう……」

創志「……(まだへこんでいる)」

ティト「びびあん、いっしょに歌おう」

ビビアン「い、嫌ですわ! 幼児の合唱じゃあるまいし!」

ティト「そんなひどい」

ティト「びびあん、いっしょに歌おう」

ビビアン「だからお断りすると言っていますわ!」

ティト「そんなひどい」

ティト「びびあん、いっしょに歌おう」

ビビアン「なんですのこの無限ループ!」

信二「昔、こんなRPGあったね……」

リソナ「リソナもいっしょに歌うですー!」

神楽屋「どうでもいいけど、この曲聞くと貧血とか浣腸とかにんにくとか幻聴が聞こえるんだよな」

輝王「本当にどうでもいいな」




輝王&切の場合


輝王「~♪」

創志「輝王は演歌か。意外なようなしっくるくるような」

ストラ「はぁ~! 先輩の生歌最高~!」

信二「(この人は何でもいいんだろうな……)」

輝王「ふう、歌なんて久しぶりだな」

切「なかなか渋いチョイスじゃな。わしも負けておれぬ!」

切「~♪」

神楽屋「切も演歌か。キャラにあってるし妥当だな」

リソナ「2人ともうまいですー!」

創志「けど……」

神楽屋「なあ……」

創志「(なんで輝王は女性歌手の曲ばかりなんだ……)」

神楽屋「(んでもってなんで切は男性歌手の曲ばかりなんだ……)」





ストラの場合


ストラ「~♪」

創志「…………」

神楽屋「…………」

ビビアン「…………」

ストラ「~♪ ~♪」

創志「(上手い……)」

神楽屋「(普通に上手いんだが……)」

ビビアン「(歌詞が重いですわ……!)」

ストラ「~はぁっ! 輝王先輩聞いてくれましたか! 私のラブソング!」

切「輝王なら仕事が入ったみたいで先に帰ったぞ」

ストラ「クソァ!」




~結局は~


神楽屋「そろそろお開きにすっかな……うん?」

創志「行くぜ! トライフォースで攻撃!」

ビビアン「甘いですわ……罠カード<銀幕の鏡壁>を発動!」

創志「くっそー! 返り討ちかよ!」

ティト「さすがびびあん」

信二「トライフォースのシンクロ素材に地属性がいれば回避できたね、兄さん」

切「<ニュートロン>ではなく<サーチャー>とシンクロするべきじゃったな」

創志「外野うるせえぞ!」

リソナ「次! 次はリソナとデュエルですー!」

神楽屋「……ったく、いつの間にデュエルなんて始めてやがったんだ」

ストラ「デュエリストの性には逆らえない、ってことかな」

神楽屋「しょうがねえなぁ。……俺もまぜろ!」



終わり







~おまけ~


ミハエル「カーム! 俺とデュエットしようぜ!」

カーム「ええっ! ま、マスター、わたし歌なんて歌ったこと……」

ミハエル「大丈夫だ。俺がリードしてやるから任せておけ」

カーム「マスター……分かりました!」

ミハエル「~♪」

カーム「~♪」

天羽「……知らない人間が見たら、1人でデュエットソングを歌う痛い人にしか見えないな」