2016年夏アニメを見終わって【その1】
い つ も の
季節の移り変わりは早いもので、こないだ始まったばかりだと思っていた夏アニメがもう最終回を迎えています。
あと三年くらいしたらキング・クリムゾン、五年くらいしたらメイド・イン・ヘブン食らったみたいに時の流れが加速するんじゃあるまいか……
学生の皆さん! 一日が長く感じられるのは今だけですぞ!
前置きネタも被ってきましたが、いつものアニメ感想記事です。
今回は夏アニメ1クール作品の前半戦。
というか、視聴してた夏アニメで2クールものがないな……
いつも通り、ネタバレ&不快な表現に注意です。
リライフの感想には重大なネタバレが含まれているので、これから見る(読む)人はリターン推奨です。
甘々とサンダーボルト
じゃなかった……
甘々と稲妻
あったか食卓ドラマの名を掲げるにふさわしい、心が温かくなる日常アニメでした。
最終回っぽくない最終回で、このまま2クール目に突入しても違和感がない、
深夜じゃなくもっと早い時間帯で放送してほしい、優しい話でした。
最初は小鳥ちゃんとのフラグ立つのかなーと思っていましたが、
最後まで料理を通じた家族の団らん、親と子供の触れあいにフォーカスを合わせたままでしたね。
まああの先生の性格だと、奥さん亡くしてすぐに教え子に手を出すとは思えないわなぁ……w
つむぎの「フィクションにおける子供キャラの描写」加減がすごく絶妙だったというか。
現実の子供って、もちろん個人差はありますが、もっとわがままで聞き分けがないと思うんですよ。
それと比べればつむぎは相当いい子の部類に入るんですが、良い子過ぎなかったのがうまいなと。
時に理不尽なわがままを言って親を困らせたり、妙なこだわりを持ったりする。
変な歌や踊りを披露したり、好奇心旺盛で何でもやりたがったり。
他のキャラに比べてビジュアルは二次元感が強かったですが、描写の落とし所は感嘆しました。
あと、この手の作品は、見てるだけでお腹減ってくるから困りますな……w
飯テロ仕方ないね。
NEW GAME!
がんばるぞい!!!!
だけじゃなくて、キャラ萌え方面にも百合方面にもほんのり社畜方面にも優秀な作品でした。
いやはや、一発ネタだけだと思ったら大間違い。
キャラのかわいさで言えば今期トップクラス。
加えてキャラクター同士の絡み(意味深)も多岐に渡るので、
女の子同士のキャッキャウフフ(一線は超えない)が好きな人にはたまらなかったんじゃないでしょうか。
キャラだけで言えばゆん、カップリングなら青葉とひふみん推しです(にわか感)。
主人公の青葉が嫌味にならない程度に人間関係の中心にいたのもグッド。
あとは、SHIROBAKOよりもさらにオブラートに包まれたお仕事描写でしょうか。
ツイッター等でも流れた「仕事が辛すぎて自分たちが美少女だと信じ込んでしまったオッサンたちの話」が、
さすがに冗談だろと笑い飛ばせないからもう……w
皆様お疲れ様でございます<m(__)m> 心身ぶっ壊れない前にダメだと思ったらリタイアしましょね!
この美術部には問題がある!
やっぱり女の子は恋をしているときが一番かわいい!!
男キャラが排除されたいわゆる「美少女動物園」が流行する中で、
好きな男の子に片思い中の女の子のかわいさを余すことなく描いてくれました。
美少女動物園であるNEW GAMEも楽しめたし、きんモザ辺りも好きなので、女の子だらけアニメを非難するつもりはないのですが、恋する女の子はもう魅力有り過ぎて勝てないと思うんですよ、ええ。
ふとした拍子に意識してしまって赤面しちゃうとかもう最強だろうよ……
とまあ宇佐美さんの妄想ラブパートがこの作品最大の売りだとは思うんですが、
それ以外のキャラが、魅力はあるのに単純な賑やかし要員になっていたことと、
内巻君に惚れる要素が乏しかったことがちょっと気になったことでしょうか。
中二病の子はライバルポジションかと思いきやいい子過ぎたし(中二病二期もこんなだった)、
部長コレットさん先生辺りのどっかでフラグ立ってくれたらなぁ……
原作は未読なので、そちらでフォローがあったとしたらすまない。
タブー・タトゥー
ちょっと懐かしささえ感じる、現代が舞台の異能力バトル作品。
原作は未読ですが、確か作者さんはFate/zeroのコミカライズを担当していたと記憶しています。
そのせいか呪紋が令呪にしか見えなくてな……w
女の子たくさん出てくるし、EDの感じからハーレム要素も入ってくるのかと予想してたんですが、
まさか最終的なヒロインがトムさんになるとは思わなかったデス。
決戦時、ヒロイン(?)が過去の男といちゃついてる外で、オッサンの声援を受けながら戦う主人公って
文字面からすると悲しすぎるだろ……しかも巨乳の幼馴染は殺されてるんだぜ……
前半は目新しさはなくても堅実な能力バトル物って感じだったのに、
BBという主人公の師匠ポジションキャラの推し具合がすごすぎて、完全に彼の話になってしまった感じでした。
主人公の正義君が、何一つ自分の力で成し遂げていないように見えるのが残念すぎました。
種死とかFF12がちょっと頭をよぎったよね……
エピローグ見るにここからまだ話続いてるみたいですが、どう転がしてるんだろう。
ReLIFE
絵柄とか雰囲気で女性向けだと決めつけてスルーしなくてよかった……!
文字通り人生をやり直す、ちょっと変わった青春グラフィティ。
どことなく雰囲気が堀さんと宮村くんに似ていて、一時期ハマってた俺はすんなり見れました。
「見た目が高校生に戻る薬を飲んで学生生活をやり直す」と大前提が思いっきりファンタジーですが、
打って変わって中身は真っ当な青春物。
主人公の海崎が大人……というよりもややオヤジくさい一歩下がった目線なのが、他作品との違いでしょうか。
視点や考え方は一歩引きつつも、元ニートとは思えないほどのコミュ力であっという間に高校生に馴染み、
人間関係を良い方向へと変えていく海崎は、夜明さんの言う通りまさにリライフ被験者にうってつけでしたね。
個人的には終盤の海崎アゲっぷりがちょっとやりすぎかなとも思ったんですが。
そして、アニメだけ見てると話の中心が主人公ヒロインではなく、完全に狩生さんでした!
あの子がめんどくさいせいで話がこじれてたよな……
でも、身近に天才肌ばかりいたら、あんな風に歪むのも仕方がない気も。
めんどくせえなと思いつつ同情してあげたくなる、ある意味魅力的なヒロインでした。最後結ばれてよかったな!
最終回で日代さんもリライフ被験者であることが明かされ、
ようやく海崎の恋愛に話がシフトしそうなところでエンディングとは……
強烈すぎる原作販促に脱帽でした。無料で読めるらしいしまとまった時間が取れたら一気読みしよう。
あとは何と言ってもED曲のチョイスです!
直撃世代だっただけに、懐かしいやらもうそんなに歳をとったのかと悲しいやら……
GLAYもラルクも未だにアニメタイアップ曲歌ってるのすごいよね。
以上! 夏アニメ感想その1でした!
まだ最終回を迎えていないアニメもあるので、後半戦は全部終わってから!
ラブライブサンシャインを単独で感想記事書こうかどうか迷い中であります。
でもゴーストも書きたいしアマゾンズも書きたいし、そこまで更新意欲保つかな……